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同心円をうまく使った2次元グラフ – 「情報の可視化」への一つのヒント

6月 17th, 2009

ちょっと新しい感じの2次元グラフを発見したので紹介します。

what_world_mps_really_make

» What World MPs Really Make

ようは、「各国の政治家がどれだけ給料をもらっていて、どれだけ良い政治をしているか?」というグラフです。

評価軸として、以下の2軸を使っているのですが、その表現方法が面白い。

  • 一人当たりGDPに対する政治家の年収の倍率(2倍、4倍等)
  • 国の競争力の指標 - DCI(The Democracy Index)やHDI(UN’s Human Developing Index)等

年収は中心から離れれば離れるほど割高で(同心円)、国の競争力は右側の黄色いラインから反時計回りに離れれば離れるほど低い、と表現しています。

今はG20、つまり先進主要国だけ黄色くラベルづけしています。↓
日本はその中でも、競争力はそれなりで、政治家の給料はだいぶ割高と言うことができます。(一人当たりGDPの6.12倍)

what_world_mps_really_make_

一見してどういう軸なのか、説明を見ないとわからないグラフですが、普通の縦横の2次元グラフで表現してしまうと、政治家の給与と国の競争力の「相関関係」が目立ってしまいます。

この指標では、相関関係よりも(実際、相関関係は無いようですし)、国同士の比較の方が重要で、 「比較的割安で競争力の高い国はCanadaやAustraliaだ。ではどんな政治システムなのか?」といった気づきが得られやすいグラフだと感じました。

» How Much Are Politicians Around the World Paid, and How Effective Are They?

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「情報の可視化」における新しいアプローチ、2次元グラフを動画のように再生

5月 4th, 2009

最近、Data Visualization(情報の視覚化)というテーマで調べ物をすることが増えました。
ようは「データをいかに人がわかりやすく、接しやすいインターフェースで表示するか?」という意味で私は捉えていますが、非常に曖昧な言葉だと思います。Infographicsも「情報の視覚化」という意味で同義な気がします。

Data Visualizationのアプローチで、最もポピュラーなのがデータのグラフ化。Googleが検索結果にグラフを表示(via Techcrunch)するようになったのも記憶に新しいですが、データ描画検索エンジンとも言える、Wolfram Alpha(via Techcrunch)も注目を集めています。

そんな中、2次元グラフの推移を動画のように再生できるようにして、時間推移をわかりやすく表現するサイトがありました。 

» GAPMINDER

デフォルトで、横軸に「一人当たりGDP」、縦軸に「寿命」がプロットされていますが、さらに横軸の下を見ると、時間軸があるのが分かります。以下で5つほど、推移をお見せします。中くらいの大きさの赤い丸が日本なので、注目して見るとおもしろいです。

↓ほとんどの国が同じような位置に。

gamminder-1800

↓欧米(オレンジ・黄色の丸)の国々が右上のほうにシフトしています。
gamminder-1876

↓日本を始めとするアジア諸国が追随しています。
gamminder-1935

↓終戦付近で、日本の寿命がものすごい勢いで落ちています。
gamminder-1945

↓高度経済成長で、日本は世界一の長寿国に。左下のアフリカ諸国の格差が目立ちます。gamminder-2007

。実際に再生して連続で見てみるととてもわかりやすいので是ご覧ください→GAPMINDER

Data Visualization: Modern Approachesにもある通り、様々なグラフ化のアプローチが試されていますが、2次元グラフに時間軸を取り入れて時間推移もわかる3次元グラフにする、というアプローチは非常に有効なのではないでしょうか。意外に使われていないアプローチなので、取り上げてみました。

このサイト自体も、様々なデータを扱っているので、うまく使えば教育等の分野に使えそうですね。

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