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日本人色のするベンチャー関連企業@世界

6月 20th, 2009

前回、”あなたがウォッチすべき世界的テクノロジーベンチャー50”というエントリで、日本企業が入ってない!ことを嘆いていましたが、探せば色々出てくるものです。

知ってる限りまとめてみます。もし情報があればコメント欄で教えてください!

ベンチャー

  • Creative Commons
    Joi ItoさんがCEOに入っています。Itoさんの本業はVCで、数少ない世界レベルの日本人だと思います。
  • 株式会社ガーラ
    ヘラクレスに上場しながらも海外売上比率が80%(2009.03)と、うまく海外に進出できている数少ない日本製ITベンチャーです。オンラインゲームがメイン事業です。

ベンチャーキャピタル

  • DCM(Doll Capital Management)
    David茶尾さんが創業されたVCで、数千億レベルのファンドを運用していて、まさに世界的VCです。他にも伊佐山さんや本田さんという日本人の方もいらっしゃって、最近では日本支社も本格的に操業を開始したようです。
    (最近のDealでは、レコメンドエンジンのサイジニアに数億規模で投資しています。)
  • Global Catalyst Parners
    三菱商事でアメリカ新規事業を経験された大澤さんが創立されたファンドです。JTPA等、シリコンバレーの日本人コミュニティを運営されていることからも、現地に行ったらまずお世話になる方かもしれません。
  • Globespan Capital Partners
    ベースはアメリカのボストン・パロアルト(シリコンバレー)に置きながら、東京オフィスも構える世界的VCです。日本人では、栢森さん、前田さん、金河さんが主にアジアを中心に投資を行っているみたいです。
  • Worldview Technology Partners
    アメリカにベースを置く、テクノロジーベンチャーへの投資に特化したVCです。国際投資チームに、田中さんと渡邉さんがいらっしゃいます。
  • Infinitiy Venture Partners
    こちらは日本をベースにしながら、中国を始めとしたアジアを中心に投資を開始されるようです。グロービスで多くのファンド運営に携われた小林さんが創立し、モバイルの事業会社を成功させた小野さん、Adobeで投資戦略を練られていた田中さんというチーム体制です。

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あなたがウォッチすべき世界的テクノロジーベンチャー50

6月 20th, 2009

BusinessWeekと、ベンチャー企業のマーケットリサーチを行っているYouNoodle(独自のアルゴリズムでベンチャー企業の数値評価をしているサービスで、割とVCの間でも好評なようです via Techcrunch)が、国の枠を超えて注目を集めているテクノロジーベンチャーを発表していました。

Our list includes fledgling tech companies—most started in 2005 and later—from the U.S., China, India, Israel, and Russia that are attracting some early buzz and are poised to grow beyond their regional or niche-market origins.
» Fifty Tech Startups You Should Know

また、Track In – Indian Business Blogでは、リストの中でインド人が創業者の会社はいくつあるか調べていました。結果、6/50社とのこと。実際私がシリコンバレーに行ったときも、インド人起業家・エンジニアの多さを実感しました。(Amazon AWSのイベントでは3割近くがインド人だったように思えます。)

しかし、、、日本人が創業しているベンチャーが一つもないですね。。。もちろん、アメリカでの指標ですし、外に出るだけが能ではないですが、リストにはアメリカに限らずスペイン(1社)やブラジル(2社)なんかのベンチャーも入っていて、なんか、悔しいですよね。早いとこ弊社も外に出てみたいものです。

最近では日本のベンチャーも海外を視野に入れてきていて、数年後また事情が変わってきている気もしますが、中々厳しいのが現状かもしれません。

ただ、全く日本人がベンチャー界隈で活躍していないかというと、そうでもなくて、VC・投資家として活躍している日本人企業がいくつかあります。

別エントリ”日本人色のするベンチャー関連企業@世界”にまとめてみたので、ご興味ある方はご覧ください。

アメリカ以外をベースにするベンチャーをマークアップしてみます。↓

Company Headquarter Total Funding
(in Million Dollars)
Year Funded CEO
Cotendo San Carlos, Calif. 7.0 2008 Ronni Zehavi
Proclivity Systems New York 6.2 2006 Sheldon Gilbert
Monitise London 19.0 2004 Alastair Lukies
Cloudera Burlingame, Calif. 11.0 2008 Michael Olson
Bloom Energy Sunnyvale, Calif. N/A 2002 K.R. Sridhar
Positive Energy Arlington, Va. 15.5 2007 Daniel Yates
Nila Los Angeles 0.6 2004 Jim Sanfilippo
Fusion-io Salt Lake City 66.5 2006 David Bradford
Raydiance Petaluma, Calif. 20.0 2005 Barry Schuler
Pelago Seattle 22.4 2006 Jeff Holden
SynapSense Folsom, Calif. 11.0 2006 Peter Van Deventer
Modu Kfar-Saba, Israel 85.0 2007 Dov Moran
Inrix Kirkland, Wash. 31.1 2004 Bryan Mistele
Sermo Cambridge, Mass. 37.5 2006 Daniel Palestrant
Livescribe Oakland, Calif. 18.6 2007 Jim Marggraff
Palantir Technologies Palo Alto, Calif. 36.7 2004 Alex Karp
SecondMarket New York N/A 2004 Barry E. Silbert
Better Place Palo Alto, Calif. 200.0 2007 Shai Agassi
Boxee New York 4.0 2008 Avner Ronen
Mochi Media San Francisco 14.0 2005 George Garrick
Huddle.net London 4.0 2006 Alaisdair Mitchell
Metaweb Technologies San Francisco 57.0 2005 Thomas Layton
Fon Madrid 48.0 2005 Martin Varsavsky
Loopt Mountain View, Calif. 13.3 2005 Sam Altman
Xobni San Francisco 14.6 2006 Jeff Bonforte
KupiVIP Moscow 11.0 2008 Oskar Hartmann
Spotify Stockholm 20.0 2006 Daniel Ek
TokBox San Francisco 14.0 2007 Ian Small
PBworks San Mateo, Calif. 2.5 2005 Jim Groff
Kosmix Mountain View, Calif. 55.0 2005 Venky Harinarayan
Evernote Mountain View, Calif. 13.5 2005 Phil Libin
Yola San Francisco 25.0 2007 Vinny Lingham
Adconion Media Group London 80.0 2005 T. Tyler Moebius
QueBarato Brazil 6.0 2007 Pending confirmation
TheFind Mountain View, Calif. 26.0 2006 Siva Kumar
Daylife New York 8.3 2007 Upendra Shardanand
Jajah Mountain View, Calif. 28.0 2005 Trevor Healy
AdMob San Mateo, Calif. 47.2 2006 Omar Hamoui
Ibibo Gurgaon, Haryana, India N/A 2007 Ashish Kashyap
Justin.tv San Francisco 4.0 2006 Michael Siebel
Komli Media ** Mumbai, India 7.0 2006 Amar Goel
RockYou Redwood City, Calif. 68.5 2006 Lance Tokuda
Etsy Brooklyn, N.Y. 31.6 2005 Maria Thomas
Sonico Buenos Aires 4.3 2007 Rodrigo Teijeiro
Scribd San Francisco 12.8 2007 Trip Adler
Slide San Francisco 58.0 2005 Max Levchin
OpenDNS San Francisco 2.5 2005 David Ulevitch
Tudou Shanghai 84.5 2005 Gary Wang
Ning Palo Alto, Calif. 104.0 2004 Gina Bianchini
Zynga San Francisco 39.0 2007 Mark Pincus

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同心円をうまく使った2次元グラフ – 「情報の可視化」への一つのヒント

6月 17th, 2009

ちょっと新しい感じの2次元グラフを発見したので紹介します。

what_world_mps_really_make

» What World MPs Really Make

ようは、「各国の政治家がどれだけ給料をもらっていて、どれだけ良い政治をしているか?」というグラフです。

評価軸として、以下の2軸を使っているのですが、その表現方法が面白い。

  • 一人当たりGDPに対する政治家の年収の倍率(2倍、4倍等)
  • 国の競争力の指標 - DCI(The Democracy Index)やHDI(UN’s Human Developing Index)等

年収は中心から離れれば離れるほど割高で(同心円)、国の競争力は右側の黄色いラインから反時計回りに離れれば離れるほど低い、と表現しています。

今はG20、つまり先進主要国だけ黄色くラベルづけしています。↓
日本はその中でも、競争力はそれなりで、政治家の給料はだいぶ割高と言うことができます。(一人当たりGDPの6.12倍)

what_world_mps_really_make_

一見してどういう軸なのか、説明を見ないとわからないグラフですが、普通の縦横の2次元グラフで表現してしまうと、政治家の給与と国の競争力の「相関関係」が目立ってしまいます。

この指標では、相関関係よりも(実際、相関関係は無いようですし)、国同士の比較の方が重要で、 「比較的割安で競争力の高い国はCanadaやAustraliaだ。ではどんな政治システムなのか?」といった気づきが得られやすいグラフだと感じました。

» How Much Are Politicians Around the World Paid, and How Effective Are They?

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Data VisualizeなWeb系アプリケーションまとめ

5月 14th, 2009

昨今、新しいインターフェースを採用したアプリケーションが多く出てきている印象があります。先日Blogでも紹介したGAPMINDERですが、こういった統計データをグラフ化して公開するサービスは、最近になって注目を集めている気がします。

データが溢れてしまって、次はそれを「いかにわかりやすくまとめて表示するか」に焦点が向うのは自然かもしれませんね。そこで今回は、どういったアプローチがあって、具体的にどんなアプリケーションとして実装されているのか、調べてみました。

【目次】

2D(2次元)

大きく分けて2Dと3Dの方向性があって、2Dはいかに2次元ブラウザ上でうまくデータを表示するか、というアプローチになるでしょう。2Dはさらに、コンテンツプロバイダー側のデータをグラフ化して提供するアプリケーションと、ユーザーのデータをWeb上でわかりやすく表現するアプリケーションの二つに分類できます。

■2D(プロバイダーがデータを提供)

○莫大なDBからデータを提供するアプリケーション

Wolfram Alpha(画像↓1枚目)と最近開発が発表されたGoogle Squared(to Techcrunch)は(画像↓2枚目)有名ですよね。前者は10TBもの統計データを、検索キーワード(SQLのようなクエリ?)に応じて図を示してくれるアプリケーションで、5月にリリース予定です。あの数学アプリケーションMathematicaの作者Wolframのプロダクトとしても有名です。
wolframalpha

一方、Google Squaredの方ですが、下記の画像を見るとわかるように、Web上の検索結果をグリッド上に表示して、それぞれの結果を比較できる、というインターフェースになっています。莫大なWebデータを保有するGoogleならではのサービスですね。Google Analyticsがアクセス解析の会社を一掃したのように、巷のバーティカルサーチエンジンを恐怖に陥れるのでしょうか。

googlesquared

また、先日紹介したGAPMINDERも統計データの表示なので、こちらのアプローチに入ります。

検索エンジン系
扱うデータが膨大なため、検索エンジンの様相を呈していくのではないでしょうか?となると、データの表示は主に今までなされてきたようなグラフ化に落ち着きそうです。それよりも、検索クエリの構文とか、検索方法といったユーザーインターフェースに改善の余地が出てきそうです。

○関係性の視覚化

mixigraph_mac

また、検索エンジン系のアプリケーションでは対象としていない、データ同士の関係性を示そうとする試みもあります。一番わかりやすいのはmixigraphではないでしょうか?ノードとノードがあってその間をつなぐ線があるという図は、実生活ではよく目にしますが、なかなかWeb上では目にしません。

ただ、関係性の抽出という意味では、一つ有名な領域があります。

レコメンドエンジン系
レコメンドエンジンです。主なレコメンドエンジンは、商品同士の関連を計算して、類似商品を表示します。サイジニアのデクワス(画像↓)というレコメンドエンジンでは、ユーザーの指向から類似コミュニティを見つけて、そのコミュニティを利用して関連商品を出しているようです

deqwas

結局mixigraphも、共通の知人や関連性の高い友人を見つるのに使うのが主な目的だと思うので、ある種レコメンドエンジンと言えますね。多くのレコメンドエンジンもmixigraphのような、ビジュアル的アプローチができる気がします。

■2D(ユーザーが自分のデータを表示)

○Web上の描画支援

googlevisualization

Google Visualization APIは、ユーザーのデータをWeb上に表示する際に便利なAPIです。仕組みは簡単で、データを投げるとグラフの画像が返ってきます。また、Google Analyticsなかのひと、といったアクセス解析ソフトも、ユーザーのデータをわかりやすく表示するアプリケーションと言えばこちらの分類ですね。

API系
今後も自分のデータを簡単に、かつ分かりやすく示したいというニーズは増えてきそうですし、こういった描画支援系のサービスはAPIやASP/Saasといった方向で出てくるのではないでしょうか。

○脳内の視覚化
mindmapguidlines

Mindmapに代表されるような、脳を整理するアプリケーション群です。これはこれで別エントリでまとめたいほど多くのアプリケーションがありますが、基本はツリー構造のアプリケーションですよね。個人的にはFrieve Editor(画像↓)というのがオススメです。普通のMindmapではツリー構造しか表現できませんが、こちらは多対多の関係を表現できます。

frieveeditor

認知系
Webに限らず、多くの形が考えられそうな領域です。スライドをインタラクティブに作れるツールとか、ワークフローに特化したアプリケーションとか、それこそ無限に考えられます。けれども、人間の脳をいかに効率的に表現するか、という領域に収まる気がするので、認知系とまとめてみました。

3D(3次元)

上記のグラフ化と一線を画すのが、3Dの方向です。2Dの、「人間が紙の上にまとめる」という考え方が、3Dでは「人間がその中で行動する」という考え方になり、よりインタラクティブなアプリケーションが出ています。

ifree3d

iFree3D(to Techcrunch)(画像↑)は立方体空間の中で、Webブラウジングするアプリケーションで、サイトや画像といったアイテムを、より直観的にいじれるように3Dを活用しています。ま

た、FoxTab(画像↓)というFirefox Addonも、今開いているサイトを、3Dで表示してくれます。

foxtab

ブラウザ系
これらのアプリケーションに共通しているのが、ブラウザあるいはブラウザ支援ツールということです。より実世界に近い形でWebを動き回れたらいいんじゃないか、というのは自然なアプローチはな気がします。AR(拡張現実)も注目を集めていますし、IE vs Firefox vs その他Webブラウザ、という構図が大きく変わりそうな気配がします。

————– まとめ —————

datavisualize

こうみると、本当に分野横断的に色々なアプローチ、アプリケーションがありますね。とはいえ、今回まとめたものだけでも、一通りのトレンドを網羅しているように思えます。つまり、新しいイノベーティブなアプリケーションには、イノベーティブなインターフェースも必須になりつつある、ということなのではないでしょうか。

【参考】
こちらのブログ↓では、扱うデータによってでData Vizualizationの視覚化アプローチを7個にまとめています。

» Data Visualization: Modern Approaches | Graphics | Smashing Magazine

  • Mindmaps
  • Displaying News
  • Displaying Data
  • Displaying connections
  • Displaying Web-sites
  • Articles &  Resources
  • Tools and Services

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脳が記憶するとき~LTPとは何か~

4月 29th, 2009

最近会社で、ネットサーフィンしているとき、人間はどのように考えているを議論し、新しいブラウザはこういう機能があるべきだ、そもそもタブじゃない、などとわいわいやりました。

私も、以前から「人間が情報を蓄積させるのに最も適したシステムは何か?どういったものか?」という問いを命題として考えており、データの視覚化や、脳の記憶などのアプローチから、ほそぼそと調べています。

そこで、「脳の情報表現―ニューロン・ネットワーク・数理モデル」という本を読もうとしたのですが、いかんせんむずい!3ページくらいで挫折しましたf^^; 意味不明な用語のオンパレード。
脳神経専攻の友人に泣きついたところ、池谷祐二さんを読めと言われました。名前を聞いたことがあって、探したらご本人のサイトがかなり充実していたので、ちょくちょく読みはじめました。

今回は、記憶の最も基礎的なページをまとめます。もちろん素人のまとめなので誤解も含まれているかもしれません。おかしい!と思ったらコメントいただけると幸いです。また、脳に興味がない方は飛ばしてくださいw

» 脳が記憶するとき~LTPとは何か~

※LTP(Long-Term Potentiation):長期増強

脳の可塑性

PCと同じように、脳にも0と1の状態が存在する。
つまり、1は記憶している状態(R)といえ、0は記憶していない状態(NR)と言える。
脳は、あるきっかけ(発火)を境に、NRからRに変化する。
これを、「脳の可塑性」と呼ぶ。(可塑性:個体に外力を加えて弾性限界を越えた変形を与えた時、外力を取り去っても歪がそのまま残る現象 by 広辞苑(岩波書店))

fig1

このように、記憶の状態変化があるからには、脳の記憶を司る神経細胞にも変化が生じているはずだ。
池谷さんは下記の3つの仮説を挙げ、神経細胞の数は増えることがない、シナプスの発芽には通常数時間から数日かかることから、シナプス可塑性が最も有力だとしている。

fig3

  1. 神経の増殖
    神経細胞自体が増える
  2. 発芽
    神経細胞のつながりが増える
  3. シナプス可塑性
    神経のつながりが強くなる

ヘブの法則

シナプス可塑性が記憶に関係するなら、以下の3つの性質を脳は有するという考え方は、ヘブの法則と呼ばれている。

fig4

  1. 入力特異性
    渡された信号に関係のないシナプスは影響されない。
     例: ある英単語を覚えようとして、全く関係ない日本語を覚えることはない。 
  2. 協力性
    ある一定以上の信号が来たときだけ、シナプス可塑性が生じる。記憶のしきい値。
     例: 記憶しようとしない限り、あるいは印象深い事柄ではない限り、記憶に残らない。
  3. 連合性
    一つの神経細胞に伝達される信号がしきい値に満たなくとも、関連するシナプスから刺激を受けるとシナプス可塑性が起きる。
      例: 語呂あわせ。

LTP

ある信号に対する神経細胞の反応が、長期に渡り大きくなる現象をLTPと呼ぶ。(発火とも言う?)
LTPはヘブの法則と満たす上に、海馬で観察され、さらに動物の記憶力と正の相関を示すため、記憶と深く関係すると言われている。
LTPの起きない動物を生み、観察したところ記憶力が劣っていたという報告が出た。また、LTPの形成を阻害する薬も発見されている。
LTPは多くの研究者によって、記憶の基礎メカニズムであると期待されている。 

LTPは下記の状況で生じることが観察されている。

  1. 神経伝達物質の放出増大
    神経細胞間で伝達されるグルタミン酸が増える。→神経細胞間の伝達効率がよくなる。抵抗が小さくなるイメージ。
  2. 感受性の増大
    神経伝達物質の放出量は変わらないが、受け取る方の神経細胞が、より多くの物質を受け取るようになる。神経細胞自体が変化する。

この2つの機構が、共に関与していると考えられている。

まとめ

巷で騒がれている記憶術の裏付け、という感じですね。
生活で使える情報ではないですが、勉強している際に、脳のシナプス可塑性が起きているイメージをして、記憶が定着している感じになれたのは、よかったかとw (気のせ…)

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大規模分散処理を身近に、”Amazon Elastic MapReduce”のビジネス的インパクトは?

4月 3rd, 2009

logo_aws 先ほどAmazon Web Servicesから新しいサービスがBetaリリースされていましたね。

 その名も「Amazon Elastic MapReduce
 

MapReduceというのは、Googleの検索技術を支える分散処理アーキテクチャで、ようは「処理を細かいタスクに分けて、めちゃくちゃたくさんのPCに独立して処理させることで、スパコン並の能力を発揮させられる構造」という感じでしょう。
Amazon Elastic MapReduceのDemoはこちらから見れます。 
(Demoでは、ある文章の単語出現数を計算しています。) 

mapreduce

MapReduceを実装しているフレームワークで一番有名なのが、オープンソースのHadoopです。
商用化など、Tech界隈で話題のフレームワークなのですが、そもそも大規模分散処理用のインフラ技術なので人目につきにくく、ビジネス界隈では見慣れない名前ですよね。

言ってしまえば、「大規模分散処理が身近に!」ということなのですが、ビジネス的にどれくらい身近になるのか未知。
そこで、ちょっと計算してみました。(ものすごい大雑把な計算ですf^^;)

———— 計算 ———–

仮に、セットアップ・維持が3人日、処理が1台のサーバーで7日かかるシステムがあったとします。

するとそれにかかるコストは、だいたいこんな感じでしょうか。

  (セットアップおよび維持中)の人件費+10日分のサーバー費用(AmazonEC2.small:1台とS3:1台)
  =3人日×4万円(人月80万円)+(月8000円÷30×11日+1000円)
  ≒12.7万円 

それが、このAmazon Elastic MapReduceを使うと、だいたいセットアップ・維持に1人日、サーバーを4台使って2日くらいになると思います。すると、

  1人日×4万円+8000円÷30×2日×4台+1000円+MapReduce使用料:1000円くらい?
  ≒4.5万円

コストがおよそ1/3くらいになりますね。
もちろん前者の例ではAmazon EC2を使って、サーバー代をかなり浮かせているため、実質は20万円以上かかると思います。

———— 計算 ———–

小規模な処理だとコスト削減はこれくらいですが、サーバーを数百代、数千台使う処理だと雲泥の差に なるでしょう。

かつ、これだけ簡単に使えるようになると、多くの業者がこのサービスを使ったソリューションを提供することが考えられます。
昔なら100万円以上したECサイトの開設が、今や10万円以下で作れるようになり、販売のビジネスチャンスが大きく広がった、くらいのインパクトにはなりえそうですね。

もちろん重要なのは、この高性能演算システムを安価に使えて何をするか、なのですが。
今は下記くらいしか用法が思いつきません。。。

  • 大規模なクローリングとインデックス化が必要な検索エンジン
  • 機械学習によるレコメンドエンジン
  • データマイニング
  • ログファイルの解析
  • 科学的なシミュレーション
  • 生物学的な実験

まだまだ検索・レコメンドエンジンやアカデミックな領域を出ない分野ではありますが、逆にいえばものすごいチャンスでもあるので、何か面白いプロダクト・サービスを作る会社が出てくるのに期待ですね。

もちろん弊社でもバリバリ狙っていきますがw

なお、MapReduceの技術的説明は、id:nayoyaさんのブログが詳しいです。

※追記 Techcrunchでも紹介されていました。

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最新ブラウザに見る昨今のJavascript事情

2月 17th, 2009

先日、会社で勉強会を行いました。 私がモデレーターを仰せつかったので、最近ひたすら実装に使っているJavascriptについて調査。

下記の動画を元に、各ブラウザの新バージョンの比較と、昨今のJavascrip事情についてシェアしました。

前半では、各ブラウザの新バージョンについて比較しています。簡単に表にまとめてみます。↓

  リリース 新機能
Firefox 3.1 2009年春
  • パフォーマンスの向上
  • ビデオ/オーディオタグの追加
  • プライベートモードの追加
Safari 4 OS X 10.6 に合わせて
  • パフォーマンスの向上
  • デスクトップアプリケーションとしての機能向上
  • ACID3にパス
  • Revampled dev tools の追加
Internet Explorer 8 2009年初旬
  • バックグラウンドでの処理
  • Web Clips機能の追加
  • タブごとにプロセスが動作
Opera 10 2009年予定
  • ACID3にパス
  • ビデオ/オーディオタグの追加
Google Chrome 2008年11月に1.0リリース
  • プライベートモード(シークレットモード)
  • タブごとにプロセスが動作

注目すべきは、IE8 もタブごとのプロセス動作になる、ということでしょうか。 加えてFF3.1 とOpeara10で、ビデオ/オーディオタグがサポートされます。そうするとFlashで動画を見る必要もなくなるかもしれませんね。

Firefox 3.1では、オープンソースのオーディオコーデック「Ogg Vorbis」およびビデオコーデック「Ogg Theora」に対するネイティブサポートが追加される見通しだ。また、新版ではこのほかに「HTML5」がサポートされるもようで、これによりFirefox 3.1では音声および動画のhtmlタグが機能するようになる。

» 「Firefox 3.1」ベータ版リリースは8月19日を目標に–「HTML5」をサポート:ニュース – CNET Japan

 注目の速さに関しては、以下のようなグラフで説明されていました。ちなみに3種類のツールで出した結果のひとつです。(見にくいですが、Chrome b1 > Safari 4.0 > Firefox 3.1 > Firefox 3.0.1 > Safari 3.1.2 > Opeara 9.5.2 > IE 8b2 > IE 7 となっています)

browser_speed

また、動画の後半では、新しく導入されるJavascriptの新機能(新関数)の紹介がされています。

  特徴 対応ブラウザ
postMessage 別のiframeに対してメッセージを送れる。 全ブラウザ
Cross-Domain XHR クロスドメインでも扱えるXMLHttpRequest FF3.1/IE8
Class Name getElementByClassNameによるエレメントの取得 Safari3.1/FF3.0/Opera9.6
Selector API document.querySelectorAll(”div p”)のようにエレメント取得を簡易化 IE8/Safari4/FF3/Opera10
Traversal API エレメント間の移動の簡易化(.nextElementSiblingなど) 全ブラウザ
HTML5 Dragging HTML5のドラッグ&ドロップイベントをサポート FF3.1
Bounding getBoundingClinetRectメソッドにより、エレメントの絶対位置を取得 IE
Javascript Threads Javascriptのスレッド化  

特筆すべきはやはりJavascriptのスレッド化ですが、うちの社長いわく、「Javascriptをスレッド化したらDOMの処理とかめんどくさそうだよね」とのこと。ロックでもかけたりするのでしょうか。本動画の例でも、3D画像の描画を使っていて、DOMの扱いは触れられていませんでした。(もしかしたら口頭でしゃべってたかも)

とはいえ、Javascriptも日々進化しており、本格的にJavascriptを中心としたブラウザの開発が進んでいることが実感される動画でした。

ちなみに、スピーカーのJohn ResigさんはjQueryの作者としても有名みたいです。Mozilla でJavascriptのエバンジェリストとして働かれているようで、Javascriptのプロですね。

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Livemocha,iKnow,Lang-8でネット語学を効率的に

2月 3rd, 2009

最近まで卒業研究で死んでたのですが、やはり海外の論文を読むのに&研究室の留学生の方とのコミュニケーションのために英語が必須となっております。

また、海外のベンチャー事情を調べるにあたり、英語だけでなく中国語やロシア語にも手をつけ始めました。

最近は質の高い語学サイトが充実していて、やり方によっては読み書きはこれでかなり上達できるのではないでしょうか?そこで今回は、最近見つけた Livemocha と、おなじみ iKnow 、そしてLang-8 を使ってみて比較しました。

比較結果

Livemocha

livemocha-top

海外発の語学サイトなのですが、日本語に対応しています。しかもかなり色々な言語に対応しており、対応言語は随一の語学サイトかもしれません。

まず『習う』からコースを始めます。ここでは単語の勉強やリスニングといった、いわゆる一般的な勉強を行えます。

ただこのサイトの特筆すべきところは、コースで課題を提出できるところ。ライティングでは、お題を出されて、それに沿った文章を書き、提出することができます。↓

livemocha2すると、提出言語が得意な人たちが課題にコメントをくれます!提出する際に、得意な人たちにお願い(自動でリストアップされます)メッセージを送ることもでき、すぐさまコメントを残してくれることもしばしば。もちろん私も日本語の課題をレビューすることが望ましいので、自分の課題提出時に、別の人の課題をレビューするようになっています。このように、お互いのレビューをかなりpushして行う仕組みになっています。

また、海外発なので、英語ユーザーの多いこと!これは日本初のサービスに比べるとうれしいところです。

さらに、スピーキングの課題も提出でき、発音の練習ができる数少ないサービスです。

iKnow

iknow-topiKnowは去年から有名ですよね。CEOの方が、かなり個性的で印象的でしたw

iKnowはコミュニケーションというよりも、単語・熟語学習に特化したサイトと言えます。もちろん、日記を書く機能もあり、他の人がコメントをくれたりしますが。

 

コースはかなり充実していて、英語を日本語で学ぶコースは80個もあり、自分の興味ある分野を見つけることができます。ビジネスや留学向けのものが特に充実しています。「プロの英語(ファイナンス編)」はかなりちんぷんかんぷんでしたf^^; 難易度も幅広くそろっていて、語彙力アップには最強のサイトではないでしょうか?

iKnowを運営している会社は、かなり記憶力定着の研究をしているようで、本当に覚えやすいです!

最近は中国語など他の言語にも対応しており(コースはまだありませんでしたが)、今後も期待できるサイトです。

Lang-8

lang8-top

相互添削型SNS とうたっているだけあって、かなりコミュニケーション色が強いです。仕組みはいたってシンプル、日記を書くとその言語の得意な人が添削してくれる、というものです。

 

でも添削エディタが非常に充実していて、添削インタフェースはとても使いやすいです。添削ってなかなか表現が難しいのですが、1文1文分けて表示できるなど、細かい部分で工夫がなされています。

また、SNSのトップページに自分の得意な言語の日記が出てくるなど、相互添削する仕組みも充実しています。何でも、

Lang-8に投稿された日記の9割が常時添削されているという。しかも、早いものだと数分、遅くとも1日以内には日記が添削されるというから驚きだ。

とのことw via ひとりで作るネットサービス

3サイト比較

  Livemocha iKnow Lang-8
語彙 ×
英語コースの単語はまだ貧弱に思えます。まだコース自体も充実しておらず、座学的に単語を覚えたりするのは向かない? やはりコースの充実っぷりは群を抜きます。語彙形成はiKnowで十分!  
リスニング ×
内容自体は語彙と同じコースを利用するのですが、設問形式なのでやりやすいです。 「Dictation」機能はかなりリスニング力が鍛えられます。  
ライティング
課題の提出は分量も少なく、毎日やるにはちょうどいい感じです。 単語を打つ機能はありますが、文章を書くというシーンはあまりありません。 自分の好きな文章を書けるので、かなり融通が利きます。もちろん論文など重すぎるものは難しいかもしれません。日記なので他の人ともコミュニケーションしやすい。
スピーキング × ×
課題ではスピーキングも行えます。とはいえ、文章を読んで発音をチェックしてもらう、というものになります。    

個人的にはいかのような使い分けが一番いいかな、と思います。

  1. 毎日、Livemochaで課題を提出する。
  2. 毎日、iKnowで単語を覚える。
  3. 長めの文章を書きたいとき、あるいは友人を作りたいときはLang-8を駆使。

ただ、ほとんど勉強したことのない言語は、まずiKnowで単語を覚えたほうがいいかもしれませんね。

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【雑記】mixiの便利

5月 8th, 2008

先日知り合いに教えてもらった裏技。

mixiの知り合い一覧を探すのは一苦労。
そこで便利なのが、「このコミュニティを友人教える」

» http://mixi.jp/invite_community.pl?id=689

このページにいけばマイミクの一覧が全て出てくるのだ。

これは参加しているコミュニティページの右上から行ける。

非常にしょうもないネタですが、知ってるとかなり便利なので共有。

8maki Lifehack, Web, survey

アート系イベント探しに便利な「東京アートビート」

4月 27th, 2008

最近アート系のイベントにちょくちょく顔を出すのですが、そんな人に便利なサイトを発見。

tokyoartbeat.png

» 東京アートビート

今までは、下記のような方法でイベント情報を探していました。

美術館.comの展覧会情報

» 美術館.com

全国の美術館の、今やっている展覧会を一覧で見れます。
また、海外の美術館のリンク集もあって、展覧会好きには必須のサイト。

R25.jpのイベントカレンダー

» イベントカレンダー | R25.jp

みなさんご存知のR25。これの最小のページに出てくるイベントカレンダーです。
アート系以外にもイベントも載っていて、たまにヒットするイベントがあったり、毎週チェックしてます。
本誌のものをそのままUPした形式なので、ちょっと見にくいですが。

mixiコミュニティ

やはり便利なのがmixi。大手が拾えないようなニッチなイベントはここからじゃないと得られないです。
ただノイズも多いですが。
ちなみに私は以下3コミュニティを参考にさせてもらってます。

[mixi] 美術館・博物館 展示情報
[mixi] 現代美術
[mixi] 体験型現代美術

では今回紹介する東京アートビートは何がすごいか。

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基本的には、アート系のコミュニティサイトのような感じなのですが、まずイベントの網羅率がすごい。

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mixiコミュ程のニッチさは無いものの、めぼしいイベントは大概載っています。
かつ終了まであと○日だとか、公開まであと○日という情報が一発でわかるのがいい感じです。
またカテゴリー毎にFeedを発信しているのが、リーダーユーザーにとってはとてもうれしい。

開催場所といったきめの細かいイベント検索も便利です↓

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そして、Blogでは各地のイベントのレビューであったり、アーティストのインタビューといったコンテンツが用意されていて、情報サイトとしてもいい感じ。

さらにはクールな建築物といったマニアックなデータベースもあって、アートに携わる人、興味のある人全てが”使える”と思えるサイトかもしれません。

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» クール建築

求人情報も提供している当たりが、しっかりとしたWebサイトとしてのイメージを持たせますね。

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» TAB ジョブ

かなり多くのイベントがあるので、会社の近くにふらっと寄れる良いアート空間を見つけられるかもしれません。

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