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マニアックな金融系サイトをnode.jsとMongoDBで実装してみた(概要編)

1月 19th, 2011

ちょっと半分趣味で、Marketgeekなるマニアックなファイナンス系のサイトを、意味もなくnode.jsとMongoDBで実装、リリースしました。

ただ、node.jsとMongoDBは結構はやりな割に、運用実績がすごく少ないようで、その技術の背景など含めてまとめてみました。
※なお、開発回りのことだけ知りたい方はこちらへどうぞ↓
» マニアックな金融系サイトをnode.jsとMongoDBで実装してみた(実装編)

node.jsとは何か?

node.jsは、サーバーサイドJavascriptのフレームワークで、簡単にWebサーバー等を実装することができます。

サーバサイドJavascriptは昔から注目されていましたが、node.jsの登場で一気にその流れが加速。
理由といえば、こういう類のモノにしては、びっくりするくらい速い!こと。
Google Chromeで採用していたV8をJavascrptエンジンに使っており、スピードUPが測れたとのこと。
いわゆる”Pythonより速い”らしいw

加えて、昨今HTML5も騒がれていますが、そうなるとサーバーへのリクエストが細分化されますよね?
そうすると非同期で処理するnode.jsはうってつけかも!という流れもあり(WebSocketとか)、今年はnode.jsの年!と言われるようになったのかも。

node.jsに関してはこの記事が詳しいです↓
» 2011年はサーバサイドJavaScriptの年になる - Publickey

MongoDBとは何か?

MongoDBとは、いわゆるNoSQL系のDBで、最新DBの中では一番注目されているオープンソースです。
今まで主流のDBであるRDBは、いわゆるExcelのようにまず列を決めてその属性群(スキーマと言う)をもったデータを行として入れていく、というスタイルのものでしたが、NoSQL系のDBではkey(IDのようなもの)でデータを管理し、そのデータの属性(スキーマ)は一定に決めなくてもよい、という柔軟なデータ構造を取れるため各所で使われ始めています。
スキーマレスDBとも言われています。

中でもMongoDBは、KVS(Key Value Store)だけでなく、複雑な検索を行ったり、インデックス張ったり、簡単にスケールさせられたり(サーバー増やしやすい)と、実用にかなった機能をもっているため広まってきています。

ちなみに実用実績としては、ForsquareがMongoDBを採用してるようです。
MongoDBと他のDBとの比較はこの記事が詳しいです↓
» MongoDB’s performance as compared to others

また、3月頭にMongoDBの商用サポートを行っている10genのイベントが東京であるらしいので興味ある方はどうぞ。
» Mongo Tokyo

なぜnode.js+MongoDBを使って実装したのか?

柔軟に金融情報を管理しようとするとスキーマ決めるのって難しいよねーっていう感じと、今後もっとリッチなVisualizationを作っていくためにAjaxとかWebSocketに適してるっぽいのがいいという勘で、MongoDBとnode.jsを選んでみました。

。。。正直あんま理由とかはないですけどねf^^;
ていうか、もともとこういうサイトを作る気合いはあったのですが、ただ技術的には何も新しい・難しいことはないので、だったら勉強がてらやってみよう!というノリでw

あと、オープンソースコミュニティにもそろそろ絡んでいきたいなーと思っていて、発展途上のnode.jsとMongoDBは最適だ思ったので。
開発して分かったのですが、まだまだ色々な問題点があるので、随時コミットしていきたい。

なぜMarketgeekを作ったのか?

日本のベンチャー界隈も「世界へ出ろ!英語化しろ!」とはやし立てられてますけど、実際世界と日本の違いをまともに話せる人、まともに比較できるリソースがあまりにも少なすぎるかなー、と。
それだと「とりあえず英語化して、海外視察して、ちょっと英語でプレゼンしてみて。」っていう感じで終わってしまう気がする。
そこで、具体的に何を目標にどうアプローチしていけばよいのか、思考のネタになるものを作ってみたかったとです。

加えて、逆に英語圏の人からアジアのベンチャーとかって、中々見えにくいのではないでしょうか?
2バイト文字ばっかだし。
もちろん中国とかシンガポールとかにたくさんVCは進出してきてある程度情報が海を越えてるかもしれませんが、英語で書かれた米メディアに比べて、アジアの英語メディアって圧倒的に少ない。
特に東南アジア。
これからはアジアの時代になると言われていますし、思った以上にニーズがありそうで、かつそれなりのポジションを築けそうだったのでホイホイ作ってみました。

まぁなにより作ってて単純に楽しかったです。
最先端の技術使って、興味のあるマニアックなもの作ってw
Naspersって2兆円もあるのか!フヒヒヒヒヒっwwwみたいなw

あ、ちなみにNaspersは@anritさんが作ったこの図が凄く分かりやすい。
Zynga、Groupon、Facebookの金の供給元ってすごいですよね。
naspers

とりあえず見てみてください。随時機能拡張予定です。
http://marketgeek.net/ja/

あと、要望とかコメントとかあったらtwitterへどうぞ⇒@marketgeek_net

技術編はこちら↓
» マニアックな金融系サイトをnode.jsとmongoDBで実装してみた(実装編)

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政府系VC?「イノベーション創造機構」

11月 19th, 2008

先日、産学連携関連でお世話になっている方の同行で、経済産業省に行ってきました。

なんでも、イノベーションを促進するために、政府が出資するベンチャーキャピタルの創設を企画中とのこと。
現構想では、そのベンチャーキャピタルには民間のキャピタリストや起業成功者の方を招いて、ファンドを運用していくようです。

構想段階なので、様々な方の意見を聞いて、煮詰めていくということで、そのヒアリングの一環でお邪魔させていただきました。

そもそもそのファンドにふさわしいキャピタリストが日本にいるの?
これが全ての発端で、最後まで尾を引く議題でした。
それは量的にもそうですが、そもそもうまくいっているキャピタルの方が、わざわざ制約の多い政府の金で投資したがるかというと疑問、という集め方の問題もある、と。

シリコンバレーのように、投資対象を厳選し、さらに数社をじっくり面倒見るタイプのキャピタルの少ないこと。
もちろん非常に優秀なキャピタリストさんも独立系を中心にいらっしゃいますが、サラリーマンキャピタリストが多いのも事実。新卒でベンチャーキャピタルに行く友人の周りの内定者話を聞くとげんなりします。
もちろん後者でも投資センスが抜群によい方で結果を残されてる方の話も聞きますが、経営する側としては、突然の営業で来て自分よりも業界に詳しいわけではない人に信頼は置けるかというと疑問。
特に海外のベンチャーキャピタルをウォッチしている人にとっては・・・

また、プレーヤー自身も数が少ない。
大企業の援助をやめて、エンジニアがあぶれさせ、リスクを取って独立するようにするべきだ、という極論も飛び出しましたが、実際起業・独立される方の数が絶対的に少ない。
また、とりあえず社長になりたいという人が多く、本当にCEOにふさわしい人が経営をしている会社が少ない。参考:シリコンバレー訪問7:VC(日本人Founder)

さらにはプレーヤーの中でも初めからグローバル思考の人が少ない
経産省の担当の方は、先日までボストンにいらっしゃって、ボストン周りのスタートアップをめぐって鍛えられるMITのプログラムを見てこられたそうなのですが、日本人が一人もいなかったと。
世界中から応募が殺到しているのに・・・
日本の新興市場に上場するより、初めからNASDAQに上場しようと思うくらい必要なのでは?という意見も。

日本は上場が早すぎる。売上数億程度はシリコンバレーのベンチャーのseries B,Cクラス。
最近も相次いでベンチャーのIPOが発表されて、めでたい話ではありますが、上場しちゃうと黒字を出し続けなければならない。
適切なタイミングでもっと勝負できるようにしないと、本当のBigベンチャーは生まれないのでは?
という市場自体の問題も挙げられました。

と、ここまで話されてきて、分かり始めたのですが、
この本来ならseries B,C程度のベンチャーに、どんと数億、数十億投資できる”規模”の投資ができるキャピタルにしたい、
というのが「イノベーション創造機構」の狙いでした。

この発想自体は非常に共感できます。そもそも日本にはありませんでしたし。
けれども、こんなことできるキャピタリストが日本にいるの?
成功したキャピタリストでも2,3億以上で出資しているという話はほとんど聞きません・・・

結局ヒトの問題に戻ってしまい、本当に仕組みづくりが難しいプロジェクトだと実感。
その金で抜本的にヒトを教育する制度を見直す、支援する方が先かなと思いました。

ただ企画の部署が、投資担当の部署のようで、別の分野の企画をするというのも難しそうな印象を受けました。縦割り。

しかし、難しい難しい言ってても不毛なので、一つ案としてこれぞ!というキャピタルの人に10億1社ずつ投資させてみる、という実験を試してみるのもいいのではないか。
正直、ベンチャー界隈のことなんてやってみないとわからない、というのが事実だと思います。
(そこに投資されるお金は税金なんですけどね・・・そこのコンセンサスもやはり難しい。。。)

と、以上、ベンチャー環境の不満ばかり挙げてきましたが、その後、経産省の方と飲みに行った時の一言。

もっと若い人には反旗を翻して欲しいんだよ、俺は

この方は、学生運動でならした世代の方と良くお会いするそうで、確かに今の若者(自分含む)はおとなしくなった気もします。
逆に言えば、勝てない勝負はしない、スマートになったと言えるかもしれませんが、とはいえ社会に対する我々のメッセージが無さ過ぎるのではないか?

じゃあ、あまりにもおかしな定額給付金について、国会議事堂前でデモるか、とか考えてみましたが、ここはベンチャーに携わる者。
事業で既存のビジネス・体制を破壊する
これが最も重要な信念だと再認識しました。

【参考】
こちらの方が深くこのプロジェクトに関わっているようです。
参議院議員 田村耕太郎 公式ブログ // 政府系ファンド設立奮闘記

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シリコンバレー訪問6:弁護士

9月 10th, 2008

Stanford大学近くのPage Mill Rdというところに行きました。

Stanford大学近くというと、VCが集積しているSand Hill Rdが有名ですが、こちらもHP本社があったり弁護士事務所が多かったり重要な事業スポットのようです。

弁護士の方とLunch

※もちろん私の主観も含めます。

人がやらないことをしないと意味が無い

常に日本人がいないところを目指されたとのこと。
これは非常に共感しました。私も日本人がいない・少ない場所を求めて就活をしていたので、それを地でいかれる人は尊敬します。
おそらく想像以上のご苦労があったと伺いますが・・・

そもそも弁護士は言葉の仕事だから外国人は難しい。

これが苦労の最も大きかった点と伺えました。事務所もほとんどがネイティブとのこと。
ネイティブでも難しい言葉のやり取りを、外国人がやるのは無理だ、とも言われていたそうです。

ただ日本から世界に飛び立つ企業が増えて欲しいので、こっちにいる日本人弁護士も必要だと思った。

他にいないから自分がやるしかない、ということだと思います。
「誰かやるべき」ことを自分がやっているというのが、それこそ社会貢献なんだと実感。
社会貢献というワードが付かない社会貢献こそ、本物なのではないでしょうか。

経営者と一緒に経営戦略を考えたりする。

例えば、戦略的提携といった場合のとき、間に弁護士が介在することも多々あるそうです。
特に日本企業が進出してきた場合、”現地語”がしゃべれないと交渉事なんてもってのほかなので、間に入って交渉ごとを進めていくと。
これは日本の弁護士にはあまり無い仕事かもしれませんね。

結婚について。

既にご結婚されていて一緒にこちらに来られたそうです。
特に日本人男性の場合、結婚相手は日本国内で出合った人というパターンが多く、海外に出るときどう折り合いをつけるかが問題になってくると思いますが、結局「理解のある奥さんを選べ」、ということなんでしょうね。

日本でも弁護士の方とはほとんどお会いする機会が無いので新鮮でした。

ただ、日本に対する危機感を強くもたれている方だったので、もっと日本の危機へのアプローチについて議論できればよかった・・・と後から後悔。

この後暇だったので、Sand Hill Rdをうろうろしました。
てかどれも別荘みたいなオフィスです。でかい。

加えてPaul GrahamのY Combinatorに行きました。
誰もいなかったので、勝手に中に入ったら奥のロボ工房でヒゲの人が仕事中。
話しかけて「あなたはスタッフか?」「投資先の人々はどうしてるのか?」等聞いてみたのですが、後からこの人はY Combinator自体のパートナーの方、Trevor Blackwell氏だったと分かりビビりました。
かなりの重鎮に失礼な・・・

y_combinator.png

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シリコンバレー訪問3:投資信託-リサーチアナリスト

9月 5th, 2008

3日目はSan FranciscoでLunchということで朝から1時間あまり、101(国道)を突っ走りました。

やはり人・車の数が段違い。日本の丸の内と同じくらいの密度でした。
また坂が多いため中々運転しにくかったです。

米系投資信託ファンドのリサーチアナリストの方とLunch

IBやファンドとかでインターンさせていただいていたのですが、長期的な経営をやるに置いて、絶対に金融リタラシーは必要だと思っています。IPOしないにしろ投資家と対話していかないといけませんし、どういう産業・ビジネスが伸びているか見るには、マーケットは非常に参考になります。

そこでどういったマーケットがおもしろいか、また日本からこちらに飛び込んだキャリアウーマンの方の人生観に興味があったのでバックグラウンドやキャリアプラン等をお聞きしました。
※もちろん全て私の主観も入っていると思います。

PE/VC/公開株ファンドはそれぞれ人種が違う。

PEは事業再生系。コンサルから移る人が多い。責任持ってその会社を立て直す。
そもそも株を持たせてもらうのも大変で粘り強く交渉しないといけない。
VCはガツガツ系。常に新しい企業を開拓し、見込みがあったら一気に投資。
公開株はアナリスト系。入念な情報の分析により、冷静に投資。

年収は日本のものと比べても次元が違う。

もちろんこっちの方が生活コストが高いのは事実ですが、(それなりの生活に$200,000/年くらい?)少なくとも日本の外資系金融の2,3倍以上の水準のようです。
本当にお金が欲しいなら、日本だけにちぢこまってはいけないという好例でした。

インドは金儲けできる。でも新しいことはできない。

ということでインド人がSFに多いそうです。
これはVCの方もおっしゃっていましたが、現地のインドの方もそう思っている人が結構いらっしゃるようです。

ロシア系移民も多い。ロシア語はいい。

SFは特にロシアの方が多いようです。
インドの人といい本当に世界一多様性がある都市という印象でした。
(ロシア語は私が第二外国語で取っていたという話です)

SFは異文化の理解があるからアジア人には良い場所よ。

特にこっちは多様な分、非常に異文化には寛大なようです。
だから人種問わず、優秀であれば誰でも活躍できる、これがSFのいいところとおっしゃってました。

てかSFは日本人が少なすぎる。定住するのは女性が多い。

伺うまで日本人ばかりなイメージでしたが、全然いないそうです。
その方も日本人の友人はほとんどいないとのこと。SVの南のほうには結構いらっしゃるわけですが。
またおもしろいことに女性が多いと。
こちらで多くの日本人女性とお会いしているのですが、やはり日本よりも活躍しやすいということを皆さんおっしゃっています。
しかもこちらの人と結婚して永住権を得られやすいというのも要因としてあると思われます。

留学ビザは卒業後1年働ける。その間に職探し。

とにかくアメリカ進出のハードルはビザ。
ビザを取るのが本当に一苦労のようです。駐在とかではない限り。
よって留学してから就職というプロセスのほうが断然就職しやすいみたいです。

builiding

帰り際にオフィスにお邪魔しました。
Bank of America本社があったビルで、非常に広い。なのに百数十人という密度w
SFで最も高く(値段も?)、GS、MS、LB、UBS、Mck等が入っているバケモンビルですw

その日の夜は、Summer Networking Event co-organized by Keizai Societyという会に出席しました。
日本人ばかりでしたw
個人的に弁護士や会計士等の士系、IT系ベンチャー、小規模インキュベーター・コンサル、メーカーの駐在の方が多い印象でした。
場所はHakone Gardenという日本庭園でした。

HakoneGardens1.jpg

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The World’s 50 Most Innovative Companies

4月 20th, 2008

お久しぶりです。
一応国内の就活はひと段落したのでちょこちょとエントリーを。

「国内」と書きましたが、国外での就活も視野に入れていて、ひたすら海外企業を調べている中・・・

”The World’s 50 Most Innovative Companies”っていうのをBusinessWeek誌が発表していました。

» The World’s 50 Most Innovative Companies

top50innovative-company.png

» メディア・パブ: イノベーティブ企業の世界ランキング,ビジネスウィーク誌が選出

BusinessWeek/Boston Consulting Groupが世界のシニア・エグゼクティブ2950人からのアンケートと Reuters, Compustat, and Bloombergなどから得た財務指標などを加味して選出したようです。

中々おもしろいのが、「意外と日本企業入ってるじゃん
上位20社のうち4社が日本企業(トヨタ、任天堂、ソニー、ホンダ)。
(逆に言えば、上位50で4社しかないという事実もある)

この指標を見て、メディアパブの田中さんと、モディファイの小川さんの見解。

この結果を見ていると,ブランド力のある企業が並んでいる。要するに,イノベーティブな企業がブランド力を持ち得るということか。

» メディア・パブ: イノベーティブ企業の世界ランキング,ビジネスウィーク誌が選出

メディアパブの田中さんも書いているのとは視点を変えていうと、テクノロジーを効率よくマーケティング力につなげることができる企業が世界市場で戦える、ということだろう、と思う

» Speed Feed > イノベーティブな企業のツートップは? : ITmedia オルタナティブ・ブログ

やはり ブランド×テクノロジー っていうキーワードが見えてきます。
実際TOP50では、自動車、航空、金融、ハイテク、ITが目立ちます。これ以外だとMaxとかスタバとか有名外食チェーン。
ようはいのベーティブと評価されている企業は、
常に新しい商品・サービスといった価値を世に提供し続けていて、かつその売り方が抜群にうまい企業
なのではないのかな、と思いました。

つまるところ、私のキャリア感である「技術というベースを忘れずに、ビジネスを極める」選択肢は間違ってないと思っています。

本誌による各企業のコメントも興味深かったので、日本企業についてまとめます。※多少ニュアンスが異なる訳し方をしているかもしれません。

トヨタ
ハイブリッド車Priusで世界のカーメーカーをリードしている。また電気自動車でもライバルもGMと勝負をしている。2010年代までに年間100万台のハイブリッドカーセールスを目指す。

任天堂
やはりWiiの成功が注目。今後出てくるWiiWareにより、低コストでゲームを配信できる環境が整うかも。

ソニー
ハイテク機器やBlue-rayDVDの標準化、オンライン戦略を進めているソニー。Playstation3によるネットワーキングも期待。

ホンダ
ガソリンの値段が高騰して他社はてんやわんやの中、低燃費車両で抜き出ることができた本田。
ハイブリッド車や、30%も燃費効率の良い航空機などの技術がある。

※番外
タタグループ
$2,500自動車のインパクトは大きい。

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LLPの現在

10月 2nd, 2007

新会社法が施工されて一年以上たちましたね。
その中でLLPという事業設立形態が注目を集めています。

簡単に、LLP(有限責任事業組合)とは、

1.有限責任 出資者が出資額の範囲内で責任を負えばよい。
2.内部自治原則 出資額の多寡に囚われることなく、利益の配分や権限などを自由に決めてよい。
3.構成員課税 LLPは非課税。利益配分があった場合は、その出資者に直接課税される。
  引用:wikipedia

を特徴とする新しいタイプの事業形態です。

とは言え、色々とLLPと目にはしますが、実際のところどんな感じなの?と思い調べてみました。

LLP(有限責任事業組合)の設立状況 経済産業政策局 産業組織課によると、平成18年12月現在で約1600件の登記がされているようです。
また組合人数も
『最小単位である「2 名」が約40%、「3 名~5 名」も約40%と、併せて「2 名~5 名」の組合が約80%を占めている。』
とのこと。
やはり小規模な事業体が多いようですね。

では実際の事例を見てみます。

最近のITベンチャー界隈で一番有名なLLPは小林雅さんのケイ・アンド・カンパニーLLPではないでしょうか?
いきなり退社の報告をブログで書かれたのはセンセーショナルでした。そして形態がLLPっていうのにも注目。

» 小林雅のBlog: 退職のご挨拶と今後の活動

私はLLP(有限責任事業組合)を運営しているのですが、 LLPの制度の中に、利益の分配比率を自由に決めることができます。つまり、出資比率が1:99 でも利益の分配比率は20:80とかにできるということです。1%の出資でもその人の能力やコミットメントに対して20%の利益を分配するというものだ。ベンチャーキャピタルの構造もジェネラルパートナーは通常ファンドの1%を出資する。そして、Carried Interest (日本語では成功報酬となっているが、正確には報酬ではなく、1%の出資分に対する利益配分である)というキャピタルゲインの20%の利益配分を受ける仕組みも同様だ。
    引用: 小林雅のBlog: ベンチャー企業投資実務論:ベンチャーキャピタルなどから資金調達の留意点

将来、少人数のブティック型のVCファンドの設立も視野に入れてらっしゃるようで、個人の活動としてLLPを活用、資金を集めていかれるみたいです。
パートナーシップ型の投資体系を確立する上でLLPの利益分配比率の自由さは注目だったのかもしれません。

また、LLPは設立の手軽さも魅力の一つ。登記には約6万円くらいしかかかりません。
そこを突いて学校の授業の一環でとして活用したり、一プロジェクトとして作っている事例もあるみたいです。

» 商業高校、ビジネス奮闘 就業体験から「起業」した例も

» 日本で唯一のWeb版全国自転車マップ 始動!

最近のニュースを見てると、大手もLLPを活用している事例も結構出てきました。

去年の新会社法施行直後、NTTドコモや日テレがワンセグ関連のLLPを作ったのは記憶に新しいですが、マイクロソフトもNTTデータ・ニューソンと共同でパッケージ製品の開発販売のLLPを作りました。

米マイクロソフトが日本企業との提携戦略を転換する。日本企業との共同事業は株式会社ではなく、原則として「有限責任事業組合(LLP)」で展開する。第1弾としてNTTデータと共同でLLP「オープンキューブデータ有限責任事業組合」を設立する。LLPは2005年8月に解禁された事業形態。株式会社に比べて設立が容易な上に出資者間の権限や利益分配を柔軟に決められることから、合弁事業に適していると判断した。
    引用: 米マイクロソフト、日本企業との合弁でLLP活用

企業の提携としてもLLPは注目されているようです。

» NTTデータなど3社、「オープンキューブデータ有限責任事業組合」を発足

参考:
» NTTドコモ、日本テレビ、ケータイとTV融合に向け提携、共同でLLP設立

こんな感じで、盛り上がりを見せつつあるLLP。
LLP、パートナーシップでビジネス、これらの他にも色々な活用方法がありそうで、そういう意味でも注目の起業メソッドですね。

実際LLPについて詳しく知りたい方はドリームゲートに詳しく載っていますのでそちらを参照してみてください。

» 新たな事業体制度 「LLP」?ドリームゲート

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