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Archive for the ‘ベンチャー’ Category

DropboxのYCombinator応募フォームに見るハッカー達の起業感

5月 30th, 2010

以前、@hrjn がtwitterで言及していたのですが、2007年夏のDropbox創業者:Drew Houston(当時24歳)のYCombinatorに応募するときの応募フォームが公開されていました。
読んでみると向こうのハッカー達の起業感がにじみ出てたので、気付きをまとめます。
個人的にDropboxは、自分が起業する場合のロールモデルかな~と思ったり。

» Y Combinator Funding Application – Dropbox

印象的な質問はこの5つ。

# Please tell us in one or two sentences something about each founder that shows a high level of ability.
(それぞれの創業者はどんなハイレベル能力を持っていますか?)
よく起業は、「何をするか?」よりも「誰とするか?」が重要だ、という話を聞きます。
もちろん「何をするのか?」も重要で、フォームの中でも1番目の質問はこの手の質問なのですが、2,3番目に創業メンバーに関する問いが続いている当たり、日本よりも細かく創業メンバーのスキル・人柄が見られている気がします。

# For founders who are hackers: what cool things have you built? (Include urls if possible.)
(創業者にハッカーがいたら、彼はどんなクールなモノを今までに作りましたか?)
生粋のハッカーであるPaul Grahamが創立したYCombinator”らしさ”が出る質問。
これ対してDrewの答えがまたSVチックw

Programming since age 5; startups since age 14;
(5歳の時のプログラミングを初めて、14歳のときに起業した。)

# How long will it take before you have a prototype? A beta? A version you can charge for?
(プロトタイプを作るまでにどのくらいの期間がかかりましたか?)
Paul Grahamは、サービスを作るときは3ヵ月で作れ、と言っていますが、スタートアップはスピード感が命。
個人的にも、ほとんどのサービスはそんなに時間かけずに出来てしまう印象があって、一つのことにフォーカスできるエネルギーが起業には最も重要なのかも。
Dropboxのプロトタイプは、別の会社で働きながらも8週間でできたそうです。

ちなみに伊藤譲一は1ヶ月半で作れ、と言っていたようなw

# Which companies would be most likely to buy you?
(もしあなたの会社を買収するとしたらどの会社?)
# If one wanted to buy you three months in (August 2007), what’s the lowest offer you’d take?
(もし3ヵ月以内で買い手が現れたら、最低いくらで応じますか?)
これは向こうならではの問いですよね。
M&Aマーケットが盛んなシリコンバレーでは、Exitとしてバイアウトは自然に出てくる発想。
日本では中々難しい選択肢ですが、グローバルに打って出る!という気概のある日本のテクノロジーベンチャーであれば、むしろバイアウト狙いの方が現実的な選択肢のような気がします。

そして、Drewの解答の中にも面白いセンテンスがいくつか。

My friend and roommate (redacted) from MIT is helping out too, but he works with me at Bit9, and a non-solicit clause in my employment contract prevents me from recruiting him (and the VP Eng explicitly told me not to recruit him.)
(私のMITからの友人とルームメイトも助けてくれていて、彼は今Bit9で私と働いていますが、私と会社との雇用契約から彼を雇うことができません。)

契約で引き抜きとかが禁止されているんですね。
起業が盛んなシリコンバレーでは当然なのでしょうか。(あるいは、ただの雇用契約をきっちり決めるという向こうのやり方なのか。)

In any case, I have several leads, have been networking aggressively, and fully intend to get someone else on board — either another good hacker or a more sales-oriented guy (e.g. the role Matt fills at Xobni). I’m aware that the odds aren’t good for single founders, and would rather work with other people anyway.
(とにかく、積極的にネットワークを広げて、他の人に加わってほしいと思っています。できれば優秀なハッカーかビジネス系の人(XobniのMattのような)が。私は一人で起業することは不利だと思っており、とにもかくにも他の人と一緒に創業したい。)

私も一人で起業するよりも、数人で役割分担しながら起業した方が良い気がします。
もちろん他のメンツが入れ替わっても一人でもやりぬく、という強靭な意志も必要ですが、互いに切磋琢磨でき、質の高いモノを作るための議論が行え、何より気の合う仲間と働くのは楽しい。

Paul Grahamも下記3つの理由からSingle Founderは勧めていません。
・自信の無さの表れだから。自信があるなら他の人を巻き込みなさい。
・一人で会社を運営するのは大変だし、自分の判断をチェックできるシステムが無い。
・結束力が起業を強くする。
» The 18 Mistakes Than Kill Startups

ちょくちょく向こうの起業家話を聞いたり、読んだりするとテンションが上がります。
下のFacebookの本もすげー生々しくて面白かったです。

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あなたがウォッチすべき世界的テクノロジーベンチャー50

6月 20th, 2009

BusinessWeekと、ベンチャー企業のマーケットリサーチを行っているYouNoodle(独自のアルゴリズムでベンチャー企業の数値評価をしているサービスで、割とVCの間でも好評なようです via Techcrunch)が、国の枠を超えて注目を集めているテクノロジーベンチャーを発表していました。

Our list includes fledgling tech companies—most started in 2005 and later—from the U.S., China, India, Israel, and Russia that are attracting some early buzz and are poised to grow beyond their regional or niche-market origins.
» Fifty Tech Startups You Should Know

また、Track In – Indian Business Blogでは、リストの中でインド人が創業者の会社はいくつあるか調べていました。結果、6/50社とのこと。実際私がシリコンバレーに行ったときも、インド人起業家・エンジニアの多さを実感しました。(Amazon AWSのイベントでは3割近くがインド人だったように思えます。)

しかし、、、日本人が創業しているベンチャーが一つもないですね。。。もちろん、アメリカでの指標ですし、外に出るだけが能ではないですが、リストにはアメリカに限らずスペイン(1社)やブラジル(2社)なんかのベンチャーも入っていて、なんか、悔しいですよね。早いとこ弊社も外に出てみたいものです。

最近では日本のベンチャーも海外を視野に入れてきていて、数年後また事情が変わってきている気もしますが、中々厳しいのが現状かもしれません。

ただ、全く日本人がベンチャー界隈で活躍していないかというと、そうでもなくて、VC・投資家として活躍している日本人企業がいくつかあります。

別エントリ”日本人色のするベンチャー関連企業@世界”にまとめてみたので、ご興味ある方はご覧ください。

アメリカ以外をベースにするベンチャーをマークアップしてみます。↓

Company Headquarter Total Funding
(in Million Dollars)
Year Funded CEO
Cotendo San Carlos, Calif. 7.0 2008 Ronni Zehavi
Proclivity Systems New York 6.2 2006 Sheldon Gilbert
Monitise London 19.0 2004 Alastair Lukies
Cloudera Burlingame, Calif. 11.0 2008 Michael Olson
Bloom Energy Sunnyvale, Calif. N/A 2002 K.R. Sridhar
Positive Energy Arlington, Va. 15.5 2007 Daniel Yates
Nila Los Angeles 0.6 2004 Jim Sanfilippo
Fusion-io Salt Lake City 66.5 2006 David Bradford
Raydiance Petaluma, Calif. 20.0 2005 Barry Schuler
Pelago Seattle 22.4 2006 Jeff Holden
SynapSense Folsom, Calif. 11.0 2006 Peter Van Deventer
Modu Kfar-Saba, Israel 85.0 2007 Dov Moran
Inrix Kirkland, Wash. 31.1 2004 Bryan Mistele
Sermo Cambridge, Mass. 37.5 2006 Daniel Palestrant
Livescribe Oakland, Calif. 18.6 2007 Jim Marggraff
Palantir Technologies Palo Alto, Calif. 36.7 2004 Alex Karp
SecondMarket New York N/A 2004 Barry E. Silbert
Better Place Palo Alto, Calif. 200.0 2007 Shai Agassi
Boxee New York 4.0 2008 Avner Ronen
Mochi Media San Francisco 14.0 2005 George Garrick
Huddle.net London 4.0 2006 Alaisdair Mitchell
Metaweb Technologies San Francisco 57.0 2005 Thomas Layton
Fon Madrid 48.0 2005 Martin Varsavsky
Loopt Mountain View, Calif. 13.3 2005 Sam Altman
Xobni San Francisco 14.6 2006 Jeff Bonforte
KupiVIP Moscow 11.0 2008 Oskar Hartmann
Spotify Stockholm 20.0 2006 Daniel Ek
TokBox San Francisco 14.0 2007 Ian Small
PBworks San Mateo, Calif. 2.5 2005 Jim Groff
Kosmix Mountain View, Calif. 55.0 2005 Venky Harinarayan
Evernote Mountain View, Calif. 13.5 2005 Phil Libin
Yola San Francisco 25.0 2007 Vinny Lingham
Adconion Media Group London 80.0 2005 T. Tyler Moebius
QueBarato Brazil 6.0 2007 Pending confirmation
TheFind Mountain View, Calif. 26.0 2006 Siva Kumar
Daylife New York 8.3 2007 Upendra Shardanand
Jajah Mountain View, Calif. 28.0 2005 Trevor Healy
AdMob San Mateo, Calif. 47.2 2006 Omar Hamoui
Ibibo Gurgaon, Haryana, India N/A 2007 Ashish Kashyap
Justin.tv San Francisco 4.0 2006 Michael Siebel
Komli Media ** Mumbai, India 7.0 2006 Amar Goel
RockYou Redwood City, Calif. 68.5 2006 Lance Tokuda
Etsy Brooklyn, N.Y. 31.6 2005 Maria Thomas
Sonico Buenos Aires 4.3 2007 Rodrigo Teijeiro
Scribd San Francisco 12.8 2007 Trip Adler
Slide San Francisco 58.0 2005 Max Levchin
OpenDNS San Francisco 2.5 2005 David Ulevitch
Tudou Shanghai 84.5 2005 Gary Wang
Ning Palo Alto, Calif. 104.0 2004 Gina Bianchini
Zynga San Francisco 39.0 2007 Mark Pincus

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シリコンバレー訪問2:日本向インキュベーター

9月 1st, 2008

二日目の後半は、San Joseダウンタウンをうろうろしていました。

ちょうどnVisionというビジュアルコンピューティングとゲーム系の結構でかいイベントを開催していました。
そこで36時間チームでオンラインゲームをやり続けるというギネス挑戦もやってましたw

日本向けインキュベーターの方とmtg

その後、San Joseにある日本企業向けにサービスをしているインキュベーターの方とお会いしました
やはりこちらに来てる多くの日本人起業家を見てらっしゃるし、こちらのベンチャーの状況もご存知のため、SVと日本ベンチャーのつながりに大変お詳しかったです。

日本ベンチャーは、他にCEOを雇うということがほとんど無い。

何故か”社長”にこだわる人が多いようだ。こちらでは適材適所の合理的判断から、CEOはCEO、エンジニアはエンジニアと完全に分かれている。とは言え、こっちでCEO雇うとなると年$200,000くらいは覚悟しないといけない。

うーん。難しい部分ですよね。
確かにVisionの実現を追求すると自分自身がCEOになる必要は全く無いと思いますが、会社の方向性が自分の考えと離れてしまうという不安もあると思います。
ただCEOの適正とエンジニアの適正が全く違うのも事実だと思います。両方備わっていれば言うこと無いのですが、いずれにしろ「やりたいこと」と同時に「自分の適性」見極めるのも大事かもしれません。

(社長とCEOは同義ではないですが、日本ではほぼ同義として扱われることが多いのでこのように書きました)

・インキュベーターって中々大きな規模になりにくい。

なぜなら儲からないから。ほとんどが地方自治体やVC等がバックについてる。
地方自治体はベンチャーの発展で町の活況を望み、VCは情報収集というモチベーションがある。

提供するサービスにもよりますが、儲からないんですね。(一概に言い切れるわけでもないですが。)
儲からないとどうしても多くの制約がつき物となるわけです。

VCから出資されるケース。

アイディアが良いのはもちろん本質的に重要だが、知り合いがいた、というケースもありうる。
なぜならその人が優秀だと知っていたら希望が持てるから。

コネというといい響きはしませんが、でもこちらではネットワークこそビジネスで最も重要な要素だと思えてなりません。

日本の企業が出資されにくい理由。

こっちに来てる日本企業は、ほとんどが本社が日本にあり、こちらのは支社であることが多い。
そうなるとVCは出資したがらないよね。
ビジネスの本質を見極めるのがVCなので、日本メインのビジネスだったらこちらで出資する意味はない、と。

これは新しい考え方でした。
たしかにその通りですね。とは言え、日本である程度形を作り、こっちに進出という戦略を持つベンチャーは多いゆえに、この壁は大きそうですね。
本当にGlobalベンチャーを目指すのならば、はじめからこっち戦略を取る方が実は簡単かもしれません。(もちろん簡単なことはないですが・・・)

その後、インキュベーション施設を見学させていただきました。

こちらにはStanfordで短期留学している友人とお邪魔したのですが、彼をPalo Altoに送り途中、一緒にすし屋MIYAKEに行きました。
ここはStanford大学生に「SUSHI Born!」と呼ばれる日本スタイルの一気飲みを流行らせた名うてのすし屋らしいですw
ただそんなオーラではなかったので、普通にすし食って帰りました。IBMロールとかMicrosoftロールとかありました。

そして人生初の飲酒運転をしましたf^^;
こちらでは一杯程度は公式に認められているようです。
その日は疲れている上に眠かったので最悪の帰り道となりましたが。。。

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近況報告fromシリコンバレー

8月 26th, 2008

今アメリカにいます。
大学生最後の夏なので、とりあえずシリコンバレーっていうベタな感じでw

シリコンバレーでのことはちゃんとブログに上げたいと思うので、その複線のために近況報告させていただきます。

■シリコンバレー
目的が「環境調査」「市場調査」「ネットワーキング」なので、とにかく色々な人、場所に伺います。
大きなイベントでfixしたのは下記の二つ。

TechCrunch50
Techcrunch主催のLanchpadイベント。
50社がプレゼンして、参加しているVCやらメディアの人にアピール。日本からも数社エントリーしているらしく非常に楽しみ。
しかもこれ通常$3000くらいするんですが、Student Ticketはなぜか$160というw
他に学生いるのかって話ですけどね。。。

Summer Networking Event co-organized by Keizai Society
Silicon Valley Japanese Entrepreneur Network (SVJEN)KEIZAI SOCIETYという会が主催の交流イベント。色々な組織があるんですねー
他にもJTPAのイベントにも参加予定。

■就活
内定を全部蹴ったので内定は持っておりません。とは言え、来年の4月から何かしないといけないので色々とやっています。

・インドのIT企業にapply中
最終面接受けてきました。
ITを中心にインドのベンチャー事情がおもしろいことになってきそう、という発想から。
どれだけ本社に切り込めるかを見定めたい。
※「インドのベンチャー投資結果@2006年

■仕事
・某SNSの開発・運営に携わっています。
ようはLinkedInの日本版。
PR戦略が日本ぽくて、見込みがある気がするのでコミット。
システム的な面白さもあるし。
近々大規模改修をするので、それ以降随時皆さんをお誘いします。

・Ousiaで技術
Studio Ousiaという慶應関連の技術ベンチャーで、企画&開発をやらせてもらってます。
何やってるかというとまだ言えないのだが、日本に数少ないAcademiaにも通ずる技術ベンチャー。
卒研と絡めて何かできそうだし、まず技術が面白いのでコミット。

・Arcarnaでコミュニティサービス
コミュニティサービスで有名な原田さんの会社:Arcarnaさんと共同プロジェクト。
プロジェクトベースでちょっと絡んでます。
中身はまだ言えませんが、早いとこ実装しないと。

■ライティング
CNET VENTURE VIEWでニュース記事をば。
ベンチャーニュースを書かせてもらってます。
ノルマ週4,5なのに中々ネタが無くてねぇ~
結構PVあるようで、ライティングスキルが磨かれる。

・Asiajinで英語ブログ
サイボウズラボの秋元さんにお誘いいただき、AsiajinというアジアのWEB周りを紹介する英語ブログにも記事を書かせてもらってます。
英語むず!ネタの質の敷居高!まだ一件しか書いてねえ!

■その他
・相変わらずGABA新宿校行ってるよ。
GABA紹介されたい人は是非。3授業が無料に!
これで最低限の英語コミュニケーションは取れるようになった。
結構MBAホルダーの先生とかDiversityに溢れていて、普通に話すだけでも勉強になります。

とりあえず、SV滞在中は毎日何かしらイベントがあるのでupdateしていきたいです。

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テーマ”Global”@Infinity Ventures Summit

6月 9th, 2008

先日までInfinity Ventures Summitにスタッフとして参加させいただいておりました@札幌。メイン会場の左端でプロジェクターのスイッチングをやっておりました。

日本のITベンチャーの縮図と言える様なこの会で学んだ雑感をまとめます。

個人的に感じたテーマ(日本のITベンチャーのテーマとも言えますが)はもうまさに Global に尽きるなぁと。

Global

Global と言っても抽象的ですが、ここでは単に日本企業が海外進出という次元の話ではなくて、Global企業の定義は?国籍を超えてGlobal企業になるにはどうしたらよいのか?議論されました。
(Session 9 インフィニティ・ベンチャーズ -  世界の起業家のフリートーク)

「インターネット業界では米国以外でもGlobal企業になりうるか?」

肯定派と否定派に分かれ、特に印象的だったのが否定派の方の「インターネットは米国が最も市場が大きく、かつ人々がWEBに対して先進的なのでインターネットで成功するには米国を抑えないと話にならない」という意見です。

ただMobileでは中国、韓国、日本にチャンスがある。なぜなら明らかに世界に先んじてMobile Contentsが発達しているから、という補足もありました。
もちろん、日本がMobileでGlobalに展開していくためには、業界の規格をGlobalなものにしていく必要があると思いますが。

そもそもGlobal企業になる必要があるのか?

各国にも十分な市場があるのだから、それでTOPを取るだけでも十分なんじゃないか、という意見が出ました。
これに対して、別に各国専門でやる必要もないのではないか。そもそもインターネット自体Globalなものなのだから、逆に各国の市場だけでやろうと考えること自体がおかしいのではないか、と。

私はこの意見に同感で、Criticalな表現ですが、国内で日本人からお金を取って、日本人と競争する意味を感じません。日本企業の現在のMissionは外貨を獲得することだと思っています。

ライフスタイルの破壊

これは特に、スポーツ選手の資産運用を行うFunds of FundsのHRJ Capital, Darren Wongさんが語っていて印象的だったものです。

投資先として魅力的なのは、既存のライフスタイルを根底から覆すビジネス。Launch Padでも色々あったが本当に生活を変えるのはほとんど無かった。もちろん生活の一部、例えば購買行動を変えるだけでも十分なインパクトがあるが。
とのことでした。

また、ネットライフの岩瀬さんが、日本では人々の変えたい!というニーズから生まれるサービスって非常に少ない。あったら便利かも、というサービスばかりじゃないか、おっしゃっていたのも印象的でした。
ネットライフの社長は、ずっと生保業界で抱えてきた煮え切らない不満を今のビジネスにぶちまけているともおっしゃっていて、たしかにパワーがあるように感じます。

英語

いづれにしろ、Globalに展開している企業の共通要素は英語だ。現時点で英語が最も大きな市場であるのは事実だ、という話です。
もちろん英語版サービスというだけでなく、英語圏に限らず他国で勝負するというMindを持っておかないといけませんが。

今回のIVSでもセッションの半分以上は英語をメインに進められ、もう英語ができないとベンチャービジネスをやることさえままならないかもしれません。

以上のようにGlobal化の必要性をまざまざと見せ付けられたイベントでした。
これはベンチャーに限らず日本経済全ての当てはまることですね。
その中で私は、外貨獲得というMissionのために、新卒から海外で勝負しようと考えています。

またスタッフ参加させていただいた、Infinity Venturesの小林さん、小野さん、田中さん、本当にありがとうございました!

—————————-

ちなみに、Launch PadではジェイマジックのAdphotoが優勝されていました。
ようは画像から適切な広告を出す、という技術なのですが、上記のDarrenさんもビジネスを覆すサービスとして話題に挙げられていました。

» 画像連動型広告プラットフォーム「Adphoto」(アドフォト) – 顔ちぇき!のJ-Magicから

また、1年のときにバイトをさせていただいていたALBERTもDarrenさんがコメントされていました。ただ、これは生活を覆す程のものでもない、という厳しいお言葉付でしたがf^^;、きっと人々の購買を覆すだろうとおっしゃっていました。

» ECや広告の常識を覆す自動画像解析エンジン「SUDACHI」

【参考】
インフィニティ・ベンチャーズ小林雅のBlog: インフィニティ・ベンチャーズ・サミット開催報告

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ITベンチャーのスピードを速くする10の提案~エンジニア視点~

6月 14th, 2007

もうIT系のベンチャーでエンジニアとして働いてきて3年目となりました。
その中で思ったことをまとめてみたいと思います。

speed.jpg

photo from flickr.

ソースコード管理システムは必須かと

そこそこ分かるエンジニアに取っては当たり前のことですが、3人以上の人がいじるとなるとこのシステムは必要不可欠。間違えて他人のコードを上書きしてしまったときの悲しさといったら・・・最近ではSVNが主流のようですね。
ただ人数が2人以下とかだったら地道な手作業UPの方が速いかもしれません。

※ソースコード管理システムとは・・・
説明が難しいのですが、ようはメーリングリストのソースコード版と例えればいいでしょうか。メーリスではメールを投げると皆に届きますが、SVNでは自分のいじったソースコードを投げると、ある場所で他の人のものと比較・合併して皆で共有するというものです・・・という感じ?

逆にバグ管理システム等は使わない

細かいバグに追われてしまう気がしました。売り上げに直結するタスクは何なのか、優先順位をつけるという意志が薄くなってしまいがちです。ただ、大きめなシステムとなるとこういった類のツールは不可欠となります。そのような場合では、キューのように常に個人のタスクに順番をつけてやるといいと思います。

ノリが良い&&事業化に向けたフローが整っている

ITベンチャーではノリのよさが一番だと思います。「それいいね!とりあえず、やっちゃうか」。でもそれを具現化するプロセスを持っていないと頓挫してしまう可能性が高いので、早期に新規事業のフレームワーク作りをしておくと成長後に楽かと。基本的にベンチャー社長は事業を興すために起業したわけで、そういったことは得意のはず。他の人にも共有した方が良いと思います。

エンジニアにやらされている感じをさせない

自分から進んでバグを直すような風土が一番ですが、中々そうはいきません。その対策例の一つとして、googleでは見つかったバグを一番に直した人がamazonギフト券をもらえるという仕組みを導入しています。
また、上司や非エンジニアの人は頭ごなしにタスクを押し付けるのではなく、ちゃんとそのタスクが会社の何に貢献するか説明すると良いと思います。何事も説得&納得が重要。会社への貢献感は大事ですが、具体的にどのように貢献しているか把握できると仕事もやりやすいはずです。

ただマーケティング担当者が口うるさいのもプラスかも

正直、エンジニアはプロモーション等への意識が希薄だと思います。やはりマーケティングを専門にやっている人からのプレッシャーはある程度あったほうがいい。そうしないとダラダラと売り上げに直結しないようなタスクをしていまいがちに。
つまり、ある程度の「縛り」は、自由な環境の中でも必要だと考えます。

社内の情報共有がしっかり生きている

基本ですが、進捗報告、他人のやっていること・考えているこが分かるというのは非常にプラスです。それは上司と部下の間だけでコミュニケーションが取れればいいわけではなく、他部署の人でも閲覧できると良いと思います。その人がどのくらいできる人なのか一目瞭然で、自然な競争を生むからです。

自分がどう評価されているかを明確に”適宜”伝える

これはモチベーションの維持という点で非常に効果的だと思います。自分の行ったものに対する評価というものは気になるもので、「実装が速い」「仕事が丁寧」等の言葉をもらえたりすると自分の武器を認識し、さらにその武器を高めようと努力します。逆に怒られても、自分の欠点が分かり努力すべき部分が把握できます。(ここで努力しようとしないのはベンチャー向きでない?w)

タスクの〆切が明確

いつまでにやるべきことなのか、ダラダラを防止します。

居眠りは推奨すべき

私は仕事中でも短時間の仮眠は非常に効果的だと考えています。ダラダラと眠い中仕事をするよりかは、30分だけ寝て次からまた頑張った方が確実にいい仕事ができる。ただ、眠る場所や時間帯は工夫すべきかもしれませんね。

究極的には少人数がベスト

やはり小さいベンチャーはスピードが速い。何せ自分がやらないと何も進まないのでf^^;
人数が多かったらどうするか。そこはいかに少人数なチームでこなせるか工夫したいところです。例えばいじる箇所を完全に分ける等。

  
特に個人的には、”目的意識”、”売り上げへの意識”、”少人数”がポイントだと思います。効率的な社内システムというものには昔から興味があり、生涯の課題としたいと考えています。そのため、外資コンサル・VC業界に興味があるというわけなのですが・・・

とはいえ、まだ学生の身ですし、経営をしたことがあるわけではないので、あくまで末端のキャラから見た提案だとお考えください。まだまだ至らないものもあると思いますが、書くことに意義がある!w

何か「これは違う」「たしかにそうかも」等、フィードバックを頂けたら幸いです。

【関連】
東大経営の現実

【参考】
Joel on Software – ジョエル・テスト
ソフトウェア開発に必要な12に項目を挙げています。参考までに。

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