Archive

Archive for 9月, 2008

シリコンバレー訪問9:Stanford-MBA&M.S.

9月 19th, 2008

シリコンバレーで勝負しようとすると、やはりこっちのネットワークに深く入り込むことは重要です。後ほどこっちの学生起業家とのエントリも書きますが、語学以上の部分で日本人の溶け込む難しさはあります。
そういった意味でも、こちらに根ざした強固なネットワークを築く手段として、留学は最もやりやすい方法かもしれません。そこでスタンフォードのMBAの方、そして理系院生の方とお会いしました。
(お二方別々でお会いしましたが、失礼とは思いつつもスタンフォードということでエントリはまとめさせていただきます。)

Stanford MBAの方とランチ

戦略的・実践的視点から日本に対する教育分野での提案をされようとしていて、非常に頭のキれる方でした。
世界的に色々な方とネットワークを築いていらっしゃって、真のグローバルビジネスウーマンという感じでした。いやはやこっちでは本当に日本人女性が活躍されています。

○ 社会人5年目からきた理由
こっちの人は3年やってから来る人が多いが、私は4年やってから来た。
昇進して会社構造を広く見れるようになってから来たかった、とのこと。

上司という立場になるとマネジメントの観点で見える部分が広がる。
やはり部下を持つと考えが変わるとよく言われますが、するとマネジメント論が身に染みて分かるということではないでしょうか。こういう観点でのキャリアプラン形成も大事かもしれません。

○ Double Degreeのため2年間カツカツf^^;
MBAは2年目になると就活に勤しむ年になるのですが、この方は別のDegreeも取られていてずっとカツカツに勉強しないといけないそうです。
しかもこの方は”教育”をMBAの他に取られているのですが、「国家としての教育政策」等非常に実践的で細かいテーマを扱う授業が豊富、とのこと。

想像以上に大変とは思いますが、でもより自分の興味に近い勉強ができる機会が充実しているのも日本の総合大学には無い魅力なのかもしれません。

○ 変な人を集めることが多い。
多様性を重視するために、マイノリティ(民族、国、職業等)を積極採用する傾向にあるとはいえ、そこまで珍しい人がいるわけではない。

結局その個人が面白い/実績があるということが重要のようです。

○ 面接は現地国のOBがやったりする。
これは驚きでした。
普段からMBAホルダーの方とはよくお会いするのですが、本当にOB・OGネットワークは強固!入学面接も任せるくらい強い結びつきのようです。

○ すべて含めると2年で2000万くらいはかかる。
やはりお金は予想以上にかかるようです・・・

○ とはいえ、お金、英語、入学審査どれも何とかなるよ!
お金も奨学金(場所によっては倍率激高)、英語もTOEIC950以上(目処)必要だが、MBAにはさすがにいなくとも理系院とかには全然できない人も中にはいるようで大丈夫、入学審査も人と違ってることしてれば入りやすいかもね。

非常にありがたい言葉でした。とはいえよほどの努力が必要なのも事実ですが。

○ 独身寮はどんちゃん騒ぎ
校内にある独身寮に中庭があってかなり広い。また独身しかいないから日々パーティ。
彼らは勉強を時間内に切り上げて本気で遊ぶ。そして巻き込むw
でもちゃんと次の日授業ではまとめてくるんだよね・・・

ここでも彼らの効率的な勉強・仕事が垣間見えるようです。

そして今の私の大学のOBで、卒業後すぐに留学された理系院生の方とお会いしました。
校内を案内していただいたり、本当に気さくでよい方でした。

Stanford M.S.(Master of Science) の方とお茶@Stanford校内

○ アメリカ人は7時までは勉強し、その後は遊ぶ!関係ない!
本当に効率的。家族・自分の時間を大事にしている。
でもちゃんとまとめてくるのは凄いですよね。

日本人とアメリカ人の効率性の違いはどこから来るのか、一つのテーマとして考えていきたい部分です。

○ 成績よりか、変態具合w

レファレンス(紹介)・エッセイみたいの大事。
MBAと違い理系の院は、教授や学術的実績が重要なイメージだったのですが、必ずしもそうではなく、社会人は上司からの紹介でもいけるそうです。
とはいえ、Stanfordとの強固なネットワークをもっている方が一人はいたほうがいいようです。

○ 毎年タイムカプセルを入れる。

教会の前の廊下に年代ごとにタイムカプセルが埋められていました。
1890年のものとか中身が非常に気になりますf^^;

○ こっちにはプロジェクトがあるのが日本と違った。
ゼミみたいなもので、授業を取ると強制的に入るものもあるし、選考が厳しいところもある。

日本の理系には、ディスカッションしたりといったグループワークって機会が少ないかもしれません。

○ 日本だと、外コン、外銀、商社といった人気企業に流れる傾向があるから、そういうのと無関係なところで自分の本当にやりたいと思うことを知りに来た。

たしかに最近は理系院生でもいわゆる文系就職人気企業に流れる方が非常に多いです。
でもそれが本当にやりたいことかどうかっていうのは本当に難しい判断で、実はミーハーなだけなことも多いと私自身は感じています。
なぜならビジネス・社会情勢と触れる機会が少ない(授業等では)理系が、かなりビジネス職の強い上記の職業に興味を持つ機会は、文系より少ないと思うからです。

○ Stanfordの学生の3~4割はstart-upにかかわる。(※Computer Scienceだけかもしれません)
これはStanfordに特有のことかもしれませんが、本当に起業家を尊敬している風土なんですよね。
Stanfordを中心にした生態系(VC, 弁護士, Angel等)はとても強いです。

○ やっぱこっちはキれる奴が多い。
日本の大学生も頭自体は負けてないと思うが、なあなあすぎる。
モチベーション・危機感どれも薄い。
こっちは移民が多いせいか、皆ハングリー。一度成功しても「次からが本番」と言う。

こちらの人はお金がたまったら「じゃあ起業できるね。」という発想のようです。
成功してお金ができても、次の挑戦にすべてつぎ込む精神は圧巻です。

Stanford-gay.png

Stanford校内にあったゲイ・レズビアンを模した像。さすが同性愛をはじめて認めた州という感じですね。

 

posted with amazlet at 08.09.19
Lin Lougheed
Barrons Educational Series Inc
売り上げランキング: 20
おすすめ度の平均: 4.5

5 すべての問いに模範解答があるのがGood
5 そもそも日本語のエッセイもうまく書く自信がない・・・という人にはとくにオススメ。
5 目からうろこが落ちました
5 IELTS対策にもいい本です
3 微妙

【就活関連】
近況報告fromシリコンバレー

8maki シリコンバレー, 海外 ,

シリコンバレー訪問8:VC(日本人)-こっちと日本VCの違い

9月 17th, 2008

そしてこの日は再びVCの方を訪れました。
今回はVCが連なる Sand Hill Rd の会社。なんというか、コテージみたいなオフィスです。

VC(日本人)の方とmtg

こっちは数十億単位で出資されるが、それはほとんど高年収の人件費へ。

優秀な人材への投資はケチらないこと。
そして半年やってみてだめだったらあきらめる。

非常にスピードを意識した投資モデルですね。
こっちのエンジニアは年収1000万は無いとStart-upには入ってくれない。しかも大企業よりリスクが大きい分、さらにストックオプション等のメリットも必要とのこと。

日本のベンチャーでは完全に精神部分でのつながりが重要視されますが、お金の部分はないがしろにされるべきではないと思います。
失敗覚悟の高額投資の無い日本では難しいモデルかもしれませんが、爆発的なベンチャーを量産するには理にかなったシステムのように思えます。

出資を受ける場合2社くらいがチョウドイイ。

経営者側としても付き合いやすいし、かつ2社だけなら他の出資者が見える分、彼らも本気を出さざる得ない。VCの本来的な役割は、ハンズオンで起業家の身になって手伝うこと。従来のシンジケート方式は、モラルハザードを起こし、日本での健全なVC市場を育てる意味でも、弊害が多い。

日本のベンチャーは一回の投資金額が少ない分多くのVCから出資を受ける例が多いですが、こちらのモデルも理にかなったシステムですよね。
また、友人が日本のVCに就職されるみたいで、仲間の内定者さんらの話を聞いて驚愕しました。
彼らはベンチャーに興味があるわけじゃない。一つの金融機関としてVCを見ている。
と。う~ん。。。

VCに話すとパクられるというリスクについて。

出し惜しみをして開花しない方がリスク。真にユニークはゼロに近い。最終的なビジネスの勝負は、技術の優位性だけではなく、いかに優れた組織を作り上げて、世の中に認知され(Mkting)、買い手が付き(営業)、満足するか(Retention)であり、IP(知的財産)勝負ではない。

VCにプレゼンした後日、そのアイディアが他企業で実践されていた、というお話も聞いていたのですが、これくらいの心持ちが重要ということかもしれませんね。
ideaを親身になって話せるVCに相談する、ことも重要ですね。それが”できる”のがSVかもしれませんが。
(もちろん日本にも独立系VCの方を中心に本当に親身になってお話を聞いてくださる方もいらっしゃいます。)

逆に日本は事業するにはいい環境。

競合少ない、市場規模も大きい、公開マーケットもしっかりしている(流動性が低い、市場の参加者が個人等々の問題もあるものの)。

さて、上記までは「ベンチャーやるならSVだろ!」的な話でしたが、ここで一転、一つのパラダイム転換です。
そういった見方で日本市場を見たことはありませんでした。Techcrunch50でも感じたのですが、イスラエル等外国から来ている企業も多くいて、インターネット企業はネットさえあればビジネスできる環境になりつつあるのかもしれません。

経営者となったら一極集中すべし。

有名・副職路線に走ると、従業員がついてこない。成功している企業はFocus Focus Focusに尽きる。有名人になるのは、成功したあと。

確かにそのとおりで、本当にいけてるベンチャーは顔出しする余裕すらない、と。
この方にTechcrucnh50に行くことを申し上げたところ、
私はカンファレンスにはあまり行かないようにしている。ああいうとこに来る企業で本当に爆発したのって無いでしょ?GoogleなりYahooなり。
とのこと。

これは経営者を目指すものとして非常に Critical でした。企業のブランディングが叫ばれる昨今、今一度本質を見る姿勢が大事なように感じました。

逆にメンバーとしての立場なら色々やっていい。

逆にTOPではなく、従業員としてなら会社のブランディングのためにやってもいい、とのこと。見極めが難しいですねf^^;

やはり奥さん選びは重要w。

特に自分のリスクアペタイト(いかにリスキーな人生を歩む予定があるか)を理解してもらうことは重要。

勝負するには結婚も重要な課題。20代が言い訳にならないプロセスですしね。。。

いやはや、Start-upをするという設定で色々お聞きしたせいか、本当に多くの学びを得ました。
近々日本に来られるそうで、学生である私の話も親身になって聞いていただき、今後ともお付き合いしたい非常に見識のあるVCの方でした。

【関連】
» シリコンバレー訪問1:Early-stage VC
» シリコンバレー訪問7:VC(日本人Founder)

8maki proposal, ビジネス, ベンチャーキャピタル , ,

シリコンバレー訪問7:VC(日本人Founder)

9月 16th, 2008

今日は朝からお会いする予定があったので早めに家を出て・・・のつもりが渋滞にはまりf^^;
Palo Alto近辺は9:30amらへんでもかなり混んでます。
結局20分弱の遅刻をしてしまいご迷惑をおかけしました。

VC(日本人創業者)の方とmtg

こっちの起業家のモチベーションは基本的に「強欲」じゃね?

特に学生は考えが未熟なので欲であることがほとんど。

これには共感で、私も結局人のモチベーションの根源は「欲」か「コンプレックス」しかないと思っています。基本的にこの理論はほとんどの成功されたビジネスマンに当てはまると思います。

ですが、今の日本人、特に我々世代は両方無いパターンが多いのではないでしょうか?僕自身もそこそこの生活をしてきて、そこそこの学歴で、可もなく不可もなく。。。(世界的に見れば圧倒的に可かもしれませんが)

これはある意味いいことかもしれなくて、精神レベルでの進化を求めて、欲・コンプレックスを超えた「奉仕」というもので突き動かされる人が多くなっているのも事実です。
(NPOや社会企業というものが学生の間で活発なのもその証ではないでしょうか。)

NPOも結局金。

むしろベンチャーよりも固定収入が無い分常にファイナンスが必用。

この方もNPOをやられているそうですが、2億円単位のファイナンスで活動されているそうです。
このことを忘れて、NPOや社会企業に走るのは私も感心できない。私観ですが、上記に挙げた”現状の”「奉仕」精神では、欲やコンプレックスに突き動かされるハングリー精神には勝てないと思います。
強欲信者らは命をかけていますから。

もちろん、命を懸けて社会貢献されている方もいます。そういう人は尊敬されてしかるべきだと思っています。

結局「欲」を換気する仕組みが日本にないからベンチャーが育たない。

欲深い人は日本では嫌われてしまいますよね。でもこれでは国際競争には勝てない。
日本でも成功して金持ちになる人がどんどん出て来ることが、ベンチャーの育つ最も大きなソリューションだと。数が出てくれば、ホリエモンのように集中していちいち叩けなくなってくると。

そのためにも有望なベンチャーが数多く出て来ることが必要となってきます。

こっちはCEOを変えやすいから、投資家としてはやりやすい。

だからCEOに大半の株を持たせないようにしている、とのこと。
これは完全に日本とは違いますよね。51%でギリギリ持っている人がどれだけいることか。
でも本当に事業の成功、従業員の幸せを考えると、だめだったらCEOは変えられるくらいの方が合理的でスピーディかもしれません。

そもそもCEOとエンジニアの資質はまったく違う、というお話はこちらでよく聞きました。
Steve Jobsも数%しか持っていなかったはずです。会社の時価総額自体を上げまくれば、パーセンテージなんて関係ないという大きな発想が、こちらでは認められるみたいです。

日本ベンチャーの注目度は、、、孫さんくらい?

結局、そういう感じなんだとw
日本国内では有名でも、国際的に知られているベンチャーって・・・皆無?
それはきっと人・技術力の問題ではなく、発想・マーケティングの問題と思っています。
ただ最近も多くの起業家が世界を舞台にしているので、今後面白くなってくるのではないでしょうか?

参考:前バイトしていた株式会社ALBERTが中国進出いたしました。
ALBERT 日本発レコメンドエンジンで海外進出 中国最大級ビューティポータルサイトで導入

インド人は非常にCompetitive
IITのカンプール校は、IITで一番優秀な人が集まるキャンパスなのだが、そこで首席だった投資先の人の頭の良さは次元が違う。
カンファレンスとかでも彼が全てもっていってしまう。

こちらは本当に予想以上にインドの方が多いです。技術系のイベントの参加者の1,2割はインド人でした。
彼らは上記に挙げたハングリー精神の権化と言えるべき存在で、優秀で人望もあれば成功しない方がおかしいのかもしれません。
ただ英語は聞き取りずらいですねf^^;

今回のmtgをはじめ、こちらではネットワークが大事と、散々書いてきましたが、そのためには、
「短時間で」「相手に印象付ける」術が最も大事だと学びました。
なまじエンジニアの私には非常に苦労する部分で、意識的に鍛錬していかないといけないと感じました。

【関連】
シリコンバレー訪問2:日本向インキュベーター

8maki シリコンバレー, ビジネス, ベンチャーキャピタル, 未分類, 海外 ,

シリコンバレー訪問6:弁護士

9月 10th, 2008

Stanford大学近くのPage Mill Rdというところに行きました。

Stanford大学近くというと、VCが集積しているSand Hill Rdが有名ですが、こちらもHP本社があったり弁護士事務所が多かったり重要な事業スポットのようです。

弁護士の方とLunch

※もちろん私の主観も含めます。

人がやらないことをしないと意味が無い

常に日本人がいないところを目指されたとのこと。
これは非常に共感しました。私も日本人がいない・少ない場所を求めて就活をしていたので、それを地でいかれる人は尊敬します。
おそらく想像以上のご苦労があったと伺いますが・・・

そもそも弁護士は言葉の仕事だから外国人は難しい。

これが苦労の最も大きかった点と伺えました。事務所もほとんどがネイティブとのこと。
ネイティブでも難しい言葉のやり取りを、外国人がやるのは無理だ、とも言われていたそうです。

ただ日本から世界に飛び立つ企業が増えて欲しいので、こっちにいる日本人弁護士も必要だと思った。

他にいないから自分がやるしかない、ということだと思います。
「誰かやるべき」ことを自分がやっているというのが、それこそ社会貢献なんだと実感。
社会貢献というワードが付かない社会貢献こそ、本物なのではないでしょうか。

経営者と一緒に経営戦略を考えたりする。

例えば、戦略的提携といった場合のとき、間に弁護士が介在することも多々あるそうです。
特に日本企業が進出してきた場合、”現地語”がしゃべれないと交渉事なんてもってのほかなので、間に入って交渉ごとを進めていくと。
これは日本の弁護士にはあまり無い仕事かもしれませんね。

結婚について。

既にご結婚されていて一緒にこちらに来られたそうです。
特に日本人男性の場合、結婚相手は日本国内で出合った人というパターンが多く、海外に出るときどう折り合いをつけるかが問題になってくると思いますが、結局「理解のある奥さんを選べ」、ということなんでしょうね。

日本でも弁護士の方とはほとんどお会いする機会が無いので新鮮でした。

ただ、日本に対する危機感を強くもたれている方だったので、もっと日本の危機へのアプローチについて議論できればよかった・・・と後から後悔。

この後暇だったので、Sand Hill Rdをうろうろしました。
てかどれも別荘みたいなオフィスです。でかい。

加えてPaul GrahamのY Combinatorに行きました。
誰もいなかったので、勝手に中に入ったら奥のロボ工房でヒゲの人が仕事中。
話しかけて「あなたはスタッフか?」「投資先の人々はどうしてるのか?」等聞いてみたのですが、後からこの人はY Combinator自体のパートナーの方、Trevor Blackwell氏だったと分かりビビりました。
かなりの重鎮に失礼な・・・

y_combinator.png

8maki proposal, シリコンバレー, 法律, 海外, 社会 , ,

シリコンバレー訪問番外1:企業うろうろ

9月 9th, 2008

写真だけUP。

mozilla.png

Mozilla, 1981 Landings Drive Building K Mountain View, CA 94043-0801
Googleのすぐ近く。

intel.png

Intel, 2200 Mission College Blvd Santa Clara, CA 95054

apple.png

Apple, 1 Infinite Loop Cupertino, CA 95014
1 Infinite Loopってのがおしゃれな感じ。

yahoo.png

Yahoo!, 701 First Avenue Sunnyvale, CA 94089

8maki proposal, 八巻 , , , ,

シリコンバレー訪問5:Adobe-エンジニア

9月 9th, 2008

本日は昼から研究室の先輩(Mozzillaでインターンされててこっちに来ている)と合流し、IntelやApple等のメジャー企業を周りました。

Adobeの女性エンジニアの方とお茶

その後、ウノウの山田さんにご紹介いただいて、Adobeの方とお会いしました。
そして、Adobe San Joseオフィスの中を案内していただきました。

adobe.png

やはりAdobeでも個室が一人一人に与えられるのですが、それが広かった!およそ2.5m四方くらいでした。

オフィス内もさすがデザインツールの会社、細部まで凝られていておしゃれでした。様々なフォントが額縁に飾ってあるのは秀逸でした。

社内レイアウトもZ型に通路が出来てるなど、おもしろい仕組みが満載でした。Googleは郊外の大きなキャンパスというイメージでしたが、Adobeは都会のおしゃれビルって感じでした。

その後、カフェテリアで軽くお茶しました。

家族を持つとやはり大企業がいいかも。

これは米国でも同じですね。
ただ日本は独身中心のキャリア感ですが、こっちは家族単位で物事が進むそう。男の産休とかザラ。

こっちで留学考えるんだったらTOEFLやらないと。

奨学金を得るにもTOEFLが高いと有利とのこと。ただスピーキングもあるため、日本にいても留学生とかとつるんで常に英語力を鍛えないといけないですね。
その点うちの研究室は1/3が留学生になるので有利ですw

就職するなら景気を読め。

これは就職の本質だと思いますが、やはり不景気のときより景気の良いときの方が就職のうまみが大きいということです。
これから少なくとも2,3年は米国も日本も危ういので、留学して時間稼ぎもありだよねーっていう話をw

こっちで起業するにしろ就職するにしろビザが問題

ここでも出ましたビザ問題。
こちらに進出する場合、圧倒的な日本企業のスポンサーが必要のようで、そういう意味では大企業に入りこちらに派遣というやり方が一番手っ取り早いかもしれません。
他にも、未踏のスーパークリエイターの方は経産省がバックについてくれるという話も聞いた事があり、色々な手法がありそうではありますが。

雑感:
こちらの日本人女性は個性的というか、芯が強くActiveです。
もちろん日本でも仕事をされている女性は多いですが、こっちは家族単位、つまり働きながら、色々な活動をしながら子育てがしやすい環境なのだなぁと改めて実感。

実際、生活も訪れたことのある他のどの国よりもしやすいです。

8maki IT, proposal, エンジニア, シリコンバレー, 海外 ,

シリコンバレー訪問4:Google-エンジニア

9月 7th, 2008

この日は午前中、残してしまった仕事をして、午後はGoogleのエンジニアの方に訪問しました。
ちょうど毎週金曜のSocialization Eventだったらしく、Familyやら色々な方がいらっしゃいました。

google.png

Googleのエンジニアの方とmtg

職探しはコネもコネ。

転職ありきのこっちではreference・人との付き合いは大事。
referenceとはレジュメに書く、他人からの自分の紹介。
前職のボス等に、自分はどういう人間か、どんな功績を残したかを書いてもらうケースが多いみたいです。
逆に敵を作ってしまうとその会社に入れなくなるということもシバシバ。

4年もいると長いねと言われる。

こちらの方は3,4年周期で転職を考えられているようです。
もちろん大企業を見れば10年戦士もざらにいらっしゃるようですが。

面白いのはモバイル

日本にもiPhoneが上陸しましたが、こっちでのiPhone熱は異常w
異常というか、iPhoneにより米国のモバイル事情が一気に変わるという見方が濃厚のようです。
未だにモバイルよりPCの普及率のほうが高い米国で、これからコンテンツとしてのモバイルが面白いし、変化をもたらすべき領域だと感じました。

やっぱりGoogleはエンジニアにとっていい会社だよ

直前に、グーグル、豪華な福利厚生の大半を廃止へ――同社を去る従業員が増加 という記事を読んで、どんなもんかと思っていたのですが、相変わらず好きなことができて、優秀な人が多いこの会社はエンジニアにはとても良い会社だと思いました。
(この記事についてはお聞きしませんでしたが。。。)
この方に限らず、こちらの人のGoogleの評価は未だに非常に高く、「そろそろ落ち目なんじゃね?」という見方も昨今見られますが、そんなマクロ的な分析とは関係ないみたいですね。

chromeのリリースによるWEB包囲網戦略は、Googleの成長を見る上で重要なポイントですね。

その後Googleキャンパスをうろうろしたのですが、とにかく広い!
数十の建物が散在していて、全て車で回るのも一苦労でした。
朝とかはGoogleに行く車の列で渋滞するそうなw

8maki IT, proposal, エンジニア, シリコンバレー, 海外 ,

シリコンバレー訪問3:投資信託-リサーチアナリスト

9月 5th, 2008

3日目はSan FranciscoでLunchということで朝から1時間あまり、101(国道)を突っ走りました。

やはり人・車の数が段違い。日本の丸の内と同じくらいの密度でした。
また坂が多いため中々運転しにくかったです。

米系投資信託ファンドのリサーチアナリストの方とLunch

IBやファンドとかでインターンさせていただいていたのですが、長期的な経営をやるに置いて、絶対に金融リタラシーは必要だと思っています。IPOしないにしろ投資家と対話していかないといけませんし、どういう産業・ビジネスが伸びているか見るには、マーケットは非常に参考になります。

そこでどういったマーケットがおもしろいか、また日本からこちらに飛び込んだキャリアウーマンの方の人生観に興味があったのでバックグラウンドやキャリアプラン等をお聞きしました。
※もちろん全て私の主観も入っていると思います。

PE/VC/公開株ファンドはそれぞれ人種が違う。

PEは事業再生系。コンサルから移る人が多い。責任持ってその会社を立て直す。
そもそも株を持たせてもらうのも大変で粘り強く交渉しないといけない。
VCはガツガツ系。常に新しい企業を開拓し、見込みがあったら一気に投資。
公開株はアナリスト系。入念な情報の分析により、冷静に投資。

年収は日本のものと比べても次元が違う。

もちろんこっちの方が生活コストが高いのは事実ですが、(それなりの生活に$200,000/年くらい?)少なくとも日本の外資系金融の2,3倍以上の水準のようです。
本当にお金が欲しいなら、日本だけにちぢこまってはいけないという好例でした。

インドは金儲けできる。でも新しいことはできない。

ということでインド人がSFに多いそうです。
これはVCの方もおっしゃっていましたが、現地のインドの方もそう思っている人が結構いらっしゃるようです。

ロシア系移民も多い。ロシア語はいい。

SFは特にロシアの方が多いようです。
インドの人といい本当に世界一多様性がある都市という印象でした。
(ロシア語は私が第二外国語で取っていたという話です)

SFは異文化の理解があるからアジア人には良い場所よ。

特にこっちは多様な分、非常に異文化には寛大なようです。
だから人種問わず、優秀であれば誰でも活躍できる、これがSFのいいところとおっしゃってました。

てかSFは日本人が少なすぎる。定住するのは女性が多い。

伺うまで日本人ばかりなイメージでしたが、全然いないそうです。
その方も日本人の友人はほとんどいないとのこと。SVの南のほうには結構いらっしゃるわけですが。
またおもしろいことに女性が多いと。
こちらで多くの日本人女性とお会いしているのですが、やはり日本よりも活躍しやすいということを皆さんおっしゃっています。
しかもこちらの人と結婚して永住権を得られやすいというのも要因としてあると思われます。

留学ビザは卒業後1年働ける。その間に職探し。

とにかくアメリカ進出のハードルはビザ。
ビザを取るのが本当に一苦労のようです。駐在とかではない限り。
よって留学してから就職というプロセスのほうが断然就職しやすいみたいです。

builiding

帰り際にオフィスにお邪魔しました。
Bank of America本社があったビルで、非常に広い。なのに百数十人という密度w
SFで最も高く(値段も?)、GS、MS、LB、UBS、Mck等が入っているバケモンビルですw

その日の夜は、Summer Networking Event co-organized by Keizai Societyという会に出席しました。
日本人ばかりでしたw
個人的に弁護士や会計士等の士系、IT系ベンチャー、小規模インキュベーター・コンサル、メーカーの駐在の方が多い印象でした。
場所はHakone Gardenという日本庭園でした。

HakoneGardens1.jpg

8maki proposal, シリコンバレー, 海外, 社会, 金融 , , , ,

シリコンバレー訪問2:日本向インキュベーター

9月 1st, 2008

二日目の後半は、San Joseダウンタウンをうろうろしていました。

ちょうどnVisionというビジュアルコンピューティングとゲーム系の結構でかいイベントを開催していました。
そこで36時間チームでオンラインゲームをやり続けるというギネス挑戦もやってましたw

日本向けインキュベーターの方とmtg

その後、San Joseにある日本企業向けにサービスをしているインキュベーターの方とお会いしました
やはりこちらに来てる多くの日本人起業家を見てらっしゃるし、こちらのベンチャーの状況もご存知のため、SVと日本ベンチャーのつながりに大変お詳しかったです。

日本ベンチャーは、他にCEOを雇うということがほとんど無い。

何故か”社長”にこだわる人が多いようだ。こちらでは適材適所の合理的判断から、CEOはCEO、エンジニアはエンジニアと完全に分かれている。とは言え、こっちでCEO雇うとなると年$200,000くらいは覚悟しないといけない。

うーん。難しい部分ですよね。
確かにVisionの実現を追求すると自分自身がCEOになる必要は全く無いと思いますが、会社の方向性が自分の考えと離れてしまうという不安もあると思います。
ただCEOの適正とエンジニアの適正が全く違うのも事実だと思います。両方備わっていれば言うこと無いのですが、いずれにしろ「やりたいこと」と同時に「自分の適性」見極めるのも大事かもしれません。

(社長とCEOは同義ではないですが、日本ではほぼ同義として扱われることが多いのでこのように書きました)

・インキュベーターって中々大きな規模になりにくい。

なぜなら儲からないから。ほとんどが地方自治体やVC等がバックについてる。
地方自治体はベンチャーの発展で町の活況を望み、VCは情報収集というモチベーションがある。

提供するサービスにもよりますが、儲からないんですね。(一概に言い切れるわけでもないですが。)
儲からないとどうしても多くの制約がつき物となるわけです。

VCから出資されるケース。

アイディアが良いのはもちろん本質的に重要だが、知り合いがいた、というケースもありうる。
なぜならその人が優秀だと知っていたら希望が持てるから。

コネというといい響きはしませんが、でもこちらではネットワークこそビジネスで最も重要な要素だと思えてなりません。

日本の企業が出資されにくい理由。

こっちに来てる日本企業は、ほとんどが本社が日本にあり、こちらのは支社であることが多い。
そうなるとVCは出資したがらないよね。
ビジネスの本質を見極めるのがVCなので、日本メインのビジネスだったらこちらで出資する意味はない、と。

これは新しい考え方でした。
たしかにその通りですね。とは言え、日本である程度形を作り、こっちに進出という戦略を持つベンチャーは多いゆえに、この壁は大きそうですね。
本当にGlobalベンチャーを目指すのならば、はじめからこっち戦略を取る方が実は簡単かもしれません。(もちろん簡単なことはないですが・・・)

その後、インキュベーション施設を見学させていただきました。

こちらにはStanfordで短期留学している友人とお邪魔したのですが、彼をPalo Altoに送り途中、一緒にすし屋MIYAKEに行きました。
ここはStanford大学生に「SUSHI Born!」と呼ばれる日本スタイルの一気飲みを流行らせた名うてのすし屋らしいですw
ただそんなオーラではなかったので、普通にすし食って帰りました。IBMロールとかMicrosoftロールとかありました。

そして人生初の飲酒運転をしましたf^^;
こちらでは一杯程度は公式に認められているようです。
その日は疲れている上に眠かったので最悪の帰り道となりましたが。。。

8maki proposal, シリコンバレー, ビジネス, ベンチャー, 未分類, 海外 ,